嚥下障害により食事ができなくなって四か月が過ぎた。
料理を作ること、そして食べることが趣味でもある私にとってはつらい四か月である。
回復期リハビリテーション病院でのリハビリも、嚥下を除いては仕上げの状況となってきた。
なんとか嚥下障害を克服して、普通に食べれるようになりたい。
新しい言語聴覚士の担当はリハビリ用のグッズを色々と用意してくる。
自主トレで使っているものを紹介する。
バルーンカテーテル1
まずは嚥下障害のリハビリでは定番の「バルーン法」を行うためのバルーンカテーテルだ。
バルーンカテーテル2
この二つのカテーテルの違いは、
バルーンカテーテル1(オレンジ色)
- 材質が軟らかくて飲み込むのが楽
- 膨らますとカテーテルの片側だけが膨らむ
- 耐久性が低く、数十回膨らますとバルーンが破裂する
バルーンカテーテル2(透明)
- 材質が硬くて飲み込むのが大変
- 膨らますとカテーテルを中心に均等に膨らむ
- 耐久性が高い
なぜバルーンカテーテル2を用意したかと言うと、食道入口部の右側を集中的に拡張したかったため。
食道入口部は左右に広がっているらしく、飲み込んだ時にカテーテルが片側に逃げる。
バルーンカテーテル2なら材質が硬いので、位置を固定しやすい。
今はバルーンカテーテル1でも、自分で自由に位置を合わせて飲み込むことができるのでこちらを使っている。
どちらも泌尿器用だが、医療用なので口に入れても十分に清潔である(筈)。
舌トレーニング用具
舌の筋肉は喉に繋がっており、この筋肉を鍛えると飲み込むちからも向上するとのこと。
口でくわえて舌の腹で突起部分を押し上げて鍛える。
使っているのは「M」の「普通」であるが、「H」の「硬め」もある。
「H」は私には硬すぎて無理だったので、「M」で訓練中である。
軟口蓋挙上訓練用吹き戻し
少し隠れているが「レベル2」のシールが貼ってある。
レベル2が一番きつい(吹くのにちからがいる)タイプ。
実際、吹くのに相当ちからがいる。
私は軟口蓋の閉まりが悪く「ガラ・ガラ・ペー」うがいができないので、これで訓練中である。