ワレンベルグ症候群で嚥下障害が出たら③
「ワレンベルグ症候群で嚥下障害が出たら」の3回目です。
今回はリハビリについて書きます。
嚥下障害のリハビリの難しいところは、不随意筋が対象となるところだと思います。
「不随意筋」とは自分の意思によって動かせない筋肉のことです。
幼児に食事を教えるときに「は~い、ゴックンして」と言ったとしても、「軟口蓋と喉頭蓋を閉じて、食道入口部を開いて、咽頭を収縮させて…」なんて言う親はいないわけです。
ましてや、その部分の動きは見ることもできないので、「動きを想像すること」さえ難しいのです。