タリージェの副作用と私の実体験

薬には副作用を起こす可能性があり、タリージェも例外ではありません。
今回は私が5年間飲み続けたタリージェで起こり得る副作用について、医学的な情報と私自身の実体験を織り交ぜながら紹介していきたいと思います。

私が脳梗塞の後遺症である中枢性疼痛を抑える薬として、タリージェの服用を始めたのは2020年のことです。
それから5年が経過し、現在も服用を続けています。
毎日、OD錠を朝食後に15mg、夕食後に10mgという量で服用しています。

副作用1:めまい・眠気

タリージェの副作用として最もよく知られているのが、めまいと眠気です。
この副作用が強く出た場合は、傾眠(軽い刺激で一時的に目を覚ますものの、刺激がなくなるとすぐに眠りに落ちてしまう状態)や、意識消失も現れることがあるようです。
薬の注意事項にも「自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください」と明記されており、日常生活において十分な注意が必要とされています。
特に高齢の方の場合、立っている状態等で傾眠や意識喪失を起こして転倒する危険性があるため、より一層の注意が必要です。
転倒による骨折などの二次的な健康被害を防ぐためにも、家族や周囲の方のサポートが重要になってきます。
私の場合、服用を始めた初期の頃にめまいを経験しましたが、現在はめまいの症状はほとんどありません。
一方で、日中に強い眠気を感じることが現在まで続いています。
デスクワークをしていて少し集中力が落ちると、気づかないうちに眠ってしまっていることがあります。
幸いなことに、傾眠や意識喪失といった重度の症状を経験したことはありません。
しかし、日中の眠気は生活の質に少なからず影響を与えているため、重要な作業は午前中の比較的意識がはっきりしている時間帯に行うよう工夫しています。

副作用2:肝機能障害

タリージェの服用により、血液中のAST/ALT上昇などの肝機能障害があらわれることがあります。
ASTは肝臓、心臓、筋肉などに含まれる酵素で、肝臓や心筋などが損傷を受けると血液中に流れ出てきます。
一方、ALTは主に肝臓に存在する酵素で、肝臓の細胞がダメージを受けて壊れると血液中に漏れ出てくる性質があります。
これらの数値が上昇した場合、肝臓に何らかの問題が生じている可能性があるため、服用の継続を判断する必要があります。
私の場合、脂質異常症も併発しているため、二ヶ月間隔で定期的に採血を行い、肝機能を含めた健康状態をモニタリングしています。
幸いなことに、これまでAST/ALTの上昇を経験したことはなく、肝機能は正常範囲内を保っています。
定期的な検査によって早期に異常を発見できる体制を整えることが、安全に薬を服用し続けるために非常に重要だと実感しています。

副作用3:体重増加

タリージェがむくみを引き起こすことがあり、むくみによって体重が増加したり、食欲、活動量、代謝の変化によって体重が増加したりすることがあるようです。
私の場合、タリージェを服用する前は体重が50kgを下回っていたが、現在は55kgを超えています。
確かに、服用を続けていると体重の増加を実感することがあります。
体重管理のため、毎朝起床後に体重と体脂肪率を測定し、記録をつけています。
体重の増加傾向があらわれた場合は、食事の量を減らし、散歩やフィットネスバイクで運動量を増やすようにして対処しています。
こうした日々の小さな努力の積み重ねが、体重の急激な増加を防ぐことにつながっています。

副作用4:腎機能障害

腎機能障害は、2024年に新たに認定された副作用のようです(タリージェの販売開始は2019年)。
タリージェの服用により腎機能障害が現れる場合があることが、市販後の調査で明らかになりました。
症状としては、尿量減少、浮腫(むくみ)、倦怠感などが挙げられています。
腎臓は体内の老廃物を排出する重要な臓器であるため、これらの症状が現れた場合は速やかに医師に相談することが大切です。
私の場合、腎機能障害に関連する症状はいずれも経験していません。
今後も腎機能の状態を注意深く観察していく必要があると考えています。

副作用5:視覚障害

タリージェの服用により、弱視、視覚異常、霧視、複視などの眼障害があらわれることがあるようです。
これらの視覚に関する症状は、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、注意が必要な副作用の一つです。
私の場合、起床時に物が見えにくい時があることや、老眼の進行が早いように感じるなどの自覚があります。
しかし、これらの症状がタリージェによる副作用なのか、ワレンベルグ症候群の症状なのか、もしくは単なる老化なのか判断がつきません。
また、このような視覚の変化について医師に相談したことがありません。
今後は機会があれば、医師から適切な診断と助言を受けるべきだと考えています。

タリージェとの5年間を振り返って

タリージェを服用して5年が経過しましたが、中枢性疼痛の軽減という点では一定の効果を感じています。
一方で、日中の眠気や体重増加など、日常生活に影響を与える副作用も経験してきました。
大切なのは、副作用のことを知ったうえで、定期的に検査を受け、医師と相談しながら服用を続けることだと思います。

服用中の方へのお願い

本記事の内容は、インターネット上の複数の情報を参照してまとめたものです。
内容に間違いがないよう、注意を払ったつもりではありますが、完全性を保証するものではありません。
本記事の内容にかかわらず、タリージェの服用中に気になる症状を感じた場合は、自己判断せず速やかに担当の医師に相談してください。
適切な診断と治療は、医療専門家による判断が不可欠です。

タリージェOD錠5mgの写真
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