味覚障害?

言語聴覚療法の時間、嚥下障害のリハビリはゼリーを飲み込みむ訓練も行っている。
訓練のおかげで、ゼリーなら少しは飲み込むことができるようになった。
練習用ゼリーは病院側で用意される。
しかし、今日はゼリーが用意がされていない。


仕方なく病院の売店でゼリー買ってきて訓練を行うこととなった。
そのゼリーは果肉入りゼリーである。
練習が始まった。
果肉をそのまま飲み込むことは危ないので、噛んで砕くことにした。
噛むこと自体、発症から全然やっていないので違和感がある。
それよりも

「味がうすい」

記憶にあるフルーツ缶詰の味とは違う。
私は頭の中で、

「恐れていた味覚障害か?」

と、叫んだ。
私は食べることが大好きだ。
料理することも大好きだ。
だから嚥下障害はホントにつらい。
この嚥下障害を克服するためにリハビリを行っているのに、万が一、味覚障害なら嚥下障害が克服できても、食べる楽しさが戻ってこない。
歩けない方には申し訳ないが、もし
「歩けない障害」と「食べれない障害」
どちらかを選ばなくてはならなかったら、私は「歩けない障害」を選ぶと思う。

それだけ食べることに執着している。
とりあえずは言語聴覚療法の時間が終わるまでは、そのままリハビリを続けた。
その夜、無性に味覚障害の件が気になってきた。
どうしても確かめたい。
友達に連絡して来てもらうことに。
「味覚障害を確認できる食べ物を買ってきて」とお願い。

試食してみた。
飲み込めないので味を確かめたら「ぺッ」と吐き出すことになる。

ちゃんと味が分かる!

ちょっと薄く感じるが、ポテト、ゴマ、チョコレートの味が認識できる。
明太子クリームも明太子の味がする。
よかった。
味覚障害は若干あるのかもしれないが、味が分からないことはない。
胸を撫で下ろすことができた。
ちなみに、翌日、売店に行って確かめた。
問題のゼリーはカロリー控えめのタイプだったので、味も控えめだったのかもしれない。