発症六か月後の症状

発症してからついに半年が経過した。
病院を退院してからまだ半月だが、病院内と外では症状の感じ方が違う。
退院して分かる体の不自由さもある。


【目】

書店で本を探そうと、本棚で本の背表紙を見つめていたら「めまい」を感じた。
自宅のパソコンがデュアルモニターなのだが、モニター間を見比べたりすると「めまい」を感じた。
見つめながらの視線移動で「めまい」が生じると思われる。
左目(梗塞側)は疲れやすい。

【顔面左側】

温痛覚障害、異常感覚は変化なし。
洗面所などの暖房がない所にいると視床痛が始まる。
また嚥下のリハビリ中にも視床痛を感じる場合が多い。
温度変化や力を入れたりすることが視床痛の引き金となるようだ。
痛みは我慢できるぎりぎりの範囲。
これ以上痛くなるなら薬を試すしかない。

【嚥下】

飲み込む能力はあまり変化を感じない。
逆に自宅に戻ってからの方が、飲み込みにくさが増したぐらいだ。
嚥下のリハビリは週1回の外来で、それ以外に自宅で行う。
リハビリは頻度も含めて入院中と変わらないようにしているつもりなので、嚥下が悪くなっている理由を探している。
食事はソフト食だが、ついつい元気な頃のペースで飲み込もうとしてむせる。
噛む時に違和感を感じる場合があるが、半年ぐらいはまともに噛んで食事をしていないからか。
少しずつ硬いものを食べるようにして、噛む練習も行っている。

【歩行、平衡感覚】

退院してからは、なるべく外出して歩行の練習を行っている。
まだ外を歩くとふらつく場合がある。
ひとりで動けるし杖も必要ないが、思うように足は動いてくれず動きがゆっくりになる。
歩行能力は80歳ぐらいの方と同じぐらいの感覚だ。

【首から下右側】

温痛覚障害、異常感覚は変化なし。
手足の火照り感も継続。
冷たい物に触れると痛みを感じるようになったが、あえて触れるようにしていると、少し慣れてきた気がする。
発症してから半年である程度は症状が固定化すると言われている。
思ったようにリハビリの成果が見えなくなる時期である。
しかし、これで固定化されては困る。
嚥下も含めてまだまだ改善して欲しい。
普通の食事がしたい。
「焦らず、諦めず、コツコツと」がリハビリに必要なことと信じている。

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