尖っている物

最近、丈夫で先が尖っているものが怖い。
別に先端恐怖症だったわけではない。
ドライバー、ハサミなどを持って歩くのが怖い。


ワレンベルグ症候群を発症した当初は、足に布を何重にも巻いているような感覚で、思うように足が動かなかった。
今はリハビリのお陰で杖がなくとも歩ける。
だからといって発症前のようにスタスタと歩けるわけではない。
布を巻いているような感覚は今でも残っているし、この病気特有の「平衡感覚の異常」も少しある。
家の中ではスリッパを履いているので、かかとがないスリッパは脱げて転びやすい。
外より家の中の方が注意が必要である。
幸いなことに、家でも外でも転んだことはない。
しかし、転びそうな感じは常にある。

話を戻すが、なぜ先が尖っているものが怖いかである。
先が尖っているもの自体が怖いのではなく、それを持って歩くことに怖さを感じる。
バランスを崩して転んで、先が尖ったものが自分の体に突き刺さることを想像してしまう。
ちょっと妄想っぽいところはあるけど、転ぶ可能性は発症前に比べれば桁違いに高いハズである。
ドライバー、ハサミ、先の細い毛抜きなど、これらを持って部屋から部屋へ移動するときはすごく緊張する。
持ち方にも注意がいく。
万が一にも転んで身体に刺さらないように、尖っている先は外側に向け、体から少し離す。

こんなことを考えるのは自分だけなんだろうか?
体が思い通りに動かなくなると、不自由さもあるが危険も増える。
そういえば地震で揺れた時の恐怖感も10倍ぐらいになった。
もう、走っては逃げれないし、瓦礫の上を歩くなんて到底できない。

4件のコメントがあります

  1. 沙羅 さん

    はじまして、こんにちは。
    私も似たようなこと有ります。
    とがったもの扱うときの緊張はかなり強く、刺さってしまうのではの恐怖も強く有ります。
    ちょっと違うのは自分をさしてしまうではなく、自分の不注意で誰かに刺さってしまうのではと思う点です。
    疲れているときやストレスが強くかかっているときにより強くなります。

    1. のすけパパ

      わたしも疲れやストレスに対する耐性が弱くなってしまいました。
      今までより影響が出やすいので、疲れやストレスを溜めないように注意する必要があると思っています。

  2. さかどくん さん

    フィードバックが効かないと動かし難いですよね。
    でも、随意筋は何とかなるようですが…不随意筋とか、内蔵筋はねぇ。
    身体に自信が持てないと色々と怖いですね。なにしろ、今まで経験したことが無いので。

    1. のすけパパ

      信号を渡るだけでもドキドキします。
      災害なんて、想像しただけでも怖いです。

コメントを残す