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気持ちの整理(仕事復帰の不安)

この病気になって心配したことは二つ。
至極当然だけど仕事と生活のこと。
発症直後はベッドの上なので体の変化がよく分からなかったが、リハビリを始めると自覚することとなった。
体の不自由さを自覚するとともに、これからのことで不安が一杯になった。


不安になっている内容はこの一年間で変化していった。
体の状態は発症時点のまま固定されるわけではない。
時間の経過やリハビリで改善していく部分も多い。
言い方が変かもしれないが、発症直後は夢がある。
「一年経過、気持ちの整理へ」でも書いたが、発症直後は病気や体の状態に対する認識が薄いし、状態はどんどんと変化し改善していく。
退院する頃には元気な時と同じ状態に戻っているのではないかと思ってしまう。
でもそれは錯覚であることに気づく。
これで完全に状態が固定したとは思わないが、リハビリだけで劇的な変化が望めない事も今では受け入れなければならない。
不安になっている内容が「変化した」と言うよりは「具体化した」と言った方が正しい。

私は家庭を持つ身である。
子供は一人だが、やっと中学生である。
まだ仕事をして家族を養わなければならない。
父として男として当然の義務だと思う。
仕事は自分の「生きがい」でもある。
家庭ではずいぶんと仕事の方を優先させてもらった。
だからこそ家族を養う「義務」の部分は絶対に果たしたいと思っている。

仕事は「IT関係」である。
入院して真っ先にやったことは、ノートPCを持ってきてもらってキーボードが打てるかを試した。
若干のタッチのズレはあるが、ちゃんと打てた。
すごく喜んだことを覚えている。

現在はまだ自宅療養中で、たまに会社に行く程度。
来年の春には完全復帰を目指している。
つえを使っているので、ラッシュ時の通勤に不安はある。
疲れやすくなったので、仕事を終わって帰ってきたら「ぐったり」している可能性もある。
仕事を終えて、一杯飲んで帰るなんて夢のまた夢。
完全復帰するには、乗り越えなければならないことが他にもっとあるかもしれない。
でも、自分の足で会社に行って、自分の手でPCを使って仕事ができるだろう。
幸いなことに、本当に幸いなことに、仕事ができない程の障害はない。
嚥下障害で外食できないことさえ、なんとかなれば。

仕事ではさまざまな経験をした。
三十代の時には、現在では社会インフラになっているような巨大システムの構築を経験した。
大変だったが、やりがいもある楽しい仕事だった。
四十代後半、もう一度あのような仕事に関わりたいと思っていた。
そんな矢先の発症である。

でも、その思いを忘れずに仕事に復帰していこうと思っている。
仕事は生きがいであり、自分の存在意義でもある。
仕事が続けられる体であったことの喜びを忘れず、支援してくれる家族や仲間への感謝を忘れてはいけないと肝に銘じる。

2件のコメントがあります

  1. さかどくん さん

    ワレンベルグになられた方の多くは、仕事に復帰されていると思います。
    頑張ってください。
    私の場合、元の仕事が自営の職人でした。
    私には利き側の運動障害が残りました。
    ほぼ、復帰は絶望的です。
    この齢になると、人生のやり直しは厳しいですね。
    お解りでしょう。
    後半生が描けきれませんねぇ。

    1. のすけパパ

      職人の方が利き側に運動障害が出るとつらいですね。
      お気持ちをお察しします。
      でも、お互いに出来ることで楽しみを見つけましょう。
      きっと見つかると私は信じたいです。

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