嚥下改善の手術について、当ブログにご質問をいただきました。
私が受けた手術はまだまだ一般的な手術とは言いがたく、情報が少ないのが実状と思います。
手術を受けてから五か月が過ぎようとしています。
そろそろ良い時期なので手術について総括してみたいと思います。
私は二種類の手術を同時に受けました。
今回はそのうちの「左咽頭弁形成術」について、話をしたいと思います。
嚥下は口に入れた食物を胃へ送り込む動作のことですが、ワレンベルグ症候群では食物を食道へ送り込むところに障害が発生します。
食物を食道へ送り込む動作、つまりは「ゴク」っと食物を飲み込む動作ですが、この動作は大変に複雑らしく、私のような素人がすべてを説明できません。
のどの各部分が連携して動作し、それぞれが動くタイミングも重要なようです。
その動作のひとつに、のどの奥の収縮があります。
のどの奥が収縮することによって、上から空気の圧力をかけて食物を食道に押し込みます。
この時に鼻から空気が抜けてしまっては意味がありません。
空気が抜けないように、飲み込む瞬間に鼻の奥にある弁を閉じてのどを密閉します。
この鼻の奥の弁は、もうひとつだいじな役割があります。
食物が鼻へ逆流することを防ぐのです。
弁が閉じることによって、のどと鼻の間に壁をつくり分離します。
私は脳梗塞によりこの弁の筋肉がまひしたため(左側)、弁が閉まりません。
筋肉がまひしたと言っても、少しは動いているようです。
動きが悪く、閉じようとしても隙間ができてしまいます。
この隙間から、空気が鼻へ抜けてしまいます。
また食物が頻繁に鼻へ逆流していました。
鼻の奥にご飯粒とかが入ってしまいます。
皆さんも経験あると思いますが、鼻にご飯粒が入るのは結構つらいものです。
手術ではこの弁の隙間を狭くして、少しの動きで弁が閉じるようにします。
のどの奥の皮膚を少し剥がして、反対側と縫い合わせ弁を狭くしています。
手術後には口蓋垂(いわゆる「のどちんこ」)の手前に縫った糸が出ていました。
手術は全身麻酔にて口から行いました。
どうやって口から鼻の奥を手術したかは見ていないので分かりませんが、大変な技術と思います。
この続きは次回に持ち越したいと思います。
おはようございます。
嚥下障害で、嫌なのが
飲み込む時の『ゴックン』です。
食べられるなら良いじゃん!と
言われますが…ワガママなのでしょうか…
今は、発症後には無かった
視床痛がつらくて困ってます。
病院側も、マヒは無くても
視床痛が、後から出る!位は
言ってくれても良いのでは?と
独り言を呟いてます。
はっきり…つらいです。
飲み込むときの不快感は尋常ではないですよね。
食べることが嫌になることがあります。
この感覚を健康な方に理解してもらうのは難しいと思いますよ。
視床痛は私も去年より今年の方がひどいです。
医師によっては薬を勧めるのですが、薬は試されました?