私は嚥下障害のため、のどの奥、食道の入り口の筋肉を手術によって取り除いています。
この筋肉は飲み込んだ食物が、食道からのどに逆流することを防ぐ弁を動かす筋肉です。
筋肉がないため逆流を防ぐことができません。
そのため、私は寝る時も真横になれません。
万が一食物や胃液が逆流して、気管に入ると危険なためです。
食道の手術を受けた際に、今後はベッドを変えるように医師に言われました。
リクライニング可能なベッドで、寝る時は15度ぐらい背もたれを起こして寝るように言われました。
現在、使っているベッドはこれです。
フランスベッドのPR-1000という製品です。
この製品の特徴は、普通のベッドフレームに乗せて使用できることです。
マットレスだけを交換するイメージです。
背もたれを起こして寝るのは、慣れの問題でそれほど寝にくいものではありません。
ただ、すこしだけ困ったことがあります。
背もたれを起こしているため、どうしても体が下(足元側)に移動します。
そうすると、掛け布団も足元側に移動します。
足元側に下がった掛け布団は、そのうちベッドからはみ出ることになります。
夏場は大丈夫なのですが、冬場は掛け布団が厚く重くなります。
重い掛け布団は、ベッドからはみ出ると自身の重さでズルズルとベッドから落ちていきます。
気が付くと、掛け布団が下がって寒い思いをします。
去年の冬は、これで頻繁に寒くて目が覚めることがありました。
なんとか、これを防ぐ良い方法はないかと考えていました。
丈が短い布団なら落ちにくいと考えたのですが、さすがに子供用の布団では足が出てしまいます。
ネットで探していると、大人用布団の少し小さめがあることを知りました。
「セミシングル」というサイズです。
通常のシングルの掛け布団のサイズは、
150cm ✕ 210cm
です。
セミシングルでは、
140cm ✕ 190cm
で、シングルに比べ20cm丈が短くなります。
早速、得意のネットでポチりました。
10cm横幅が狭いのは、ほとんど分かりません。
丈はちょうど良く、これで掛け布団がベッドから落ちることも減りそうです。
ちなみに「セミシングル」の説明には介護用サイズと書いてあり、介護用ベッドにあわせた小ぶりのサイズなのかもしれません。