卒業式もお留守番

嚥下障害の私は、食べること以外でも我慢しなければならないことがあります。
唾液が飲み込めないために、ある程度の間隔で唾液を吐き出す必要があります。
黙っていても長くて1時間ぐらいが限界です。
(しゃべると、もっと短い間隔です。)
もうひとつ、不意に唾液が気管に入って、激しくせき込むことがあります。


唾液はトイレに行って吐き出すか、唾液をためる容器を持ち歩いているので、そこへ吐き出すかのどちらかです。
自前の容器に吐き出すのは、人前では少々勇気がいります。
パッと見は、飲み物を飲んでいるように見えるかもしれません。

唾液が気管に入るのは、予測ができません。
頻度は高くないのですが、気管に入ると相当に激しくせき込むことになります。

この二つの問題で、行くことができない場所があります。

  1. 周りに人が大勢いる所
  2. 静かな所、静かにする所
  3. いったん座ると、簡単に出入りできない所

今日は息子の中学の卒業式でした。
まさしく、卒業式の会場が上の条件に当てはまります。

と、いうことで、今日は家でおとなしく留守番することにしました。
妻が私の分も見てきてくれます。
でも、私が中学生だった時は、たしか卒業式に親が来ることはなかったような気がするのですが……
時代が変わったのですかね~

実はわたしはクラシック音楽を聞くのが趣味です。
元気な頃はクラシックのコンサートも良く行っていました。
クラシックのコンサートも、上の行くことができない場所に当てはまります。

今日はひとり家でクラシックのビデオを見て、留守番をしました。
今日のお気に入りは、チャイコフスキーの交響曲第六番「悲愴」です。

コメントを残す