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「ごめんなさい」ばかりでごめんなさい

自分がこんな病気になって、あらためて考えることや感じることはたくさんあります。
ありがたいこと、悲しいこと、苦しいこと、つらいこと、申し訳ないこと、いろいろな思いが頭の中を巡ります。
病気になったことは諦めないといけません。
脳梗塞によって壊死した脳細胞が二度とは元には戻らないことは、厳しいですが受け入れなければならない現実です。


「とりあえずビールで」はもう言えません。
「フーフー」と冷ましながら、麺類を食べることはできません。
暑い日にかき氷を食べて、後頭部が痛くなるような感覚に襲われることはありません。
点滅する信号を見ながら、走って横断歩道を渡ることはできません。
お湯を「ザブーン」と湯船からこぼれさせて、お風呂で気持ちよくなることはありません。
夏の暑い日にプールや海に入ることもできません。

できなくなったことを、書き出したらキリがありません。

食事は「できる限り細かく」「できるかぎりやわらかく」妻は調理しなければなりません。
雨の日は杖をついての歩行が危ないので、妻は駅まで私を送り迎えしなければなりません。
水分補給用のゼリーと唾液を吐き出す容器は、出かける時は忘れないように妻が用意しなければなりません。
唾液を吐き出す容器はティッシュですぐに満杯になるので、妻は頻繁に掃除しなければなりません。
車の運転はもうできないので、妻が行わなければなりません。

私が病気になったことで増えた妻の仕事も、書き出したらキリがありません。

自分の体のつらさは、自分のことなので諦めるしかありません。
我慢が「できる」とか「できない」とかの次元ではなくて、我慢するしかないのです。
妻の仕事が増えたことは申し訳ないと思います。
でも増えただけで、なにかを失ったわけではありません。

病気になって、つらいことはそんなことではありません。
本当につらいのは……

私が外食できないため、家族が外食することがほとんど無くなった。
家族みんなが好きで頻繁に行っていた、日帰り温泉にも行かなくなった。
海やプールに遊びに行ったり、子どもが夏休みでも家族旅行に行かなくなった。

こんなことが、私には一番つらいのです。
私が病気になったことで、家族の生活が変わってしまったことがつらいのです。
普通の家庭なら、普通に家族が行うことができなくなったのがつらいのです。

だから家族には「ごめんなさい」という気持ちでいっぱいです。
「ごめんなさい」ばかりですが、「ごめんなさい」と言わせてください。

2件のコメントがあります

  1. なお さん

    初めてコメントします。
    私もワレンベルグ症候群です(昨夏発症し、1年経ちました)。
    のすけパパさんよりは、症状は軽いですがやはり後遺症には苦しんでいます。
    自分のことは我慢すればいいですが、家族に迷惑を掛けることのつらさよくわかります。
    幸いにも私の息子は3月に大学を卒業し、「やりたいことをやる」と言って自分で生活をしているので助かります。
    妻には迷惑を掛けています。お互い前を向いて進んでいきましょう。

    1. のすけパパ

      この病気の後遺症は、発症後数年間は変化するようです。
      軽くなれば良いのですが、そうでないものもありました。
      家族には迷惑をかけていますが、どうやって恩返しすれば良いのか考え込んでしまうこともあります。
      でも家族がいたから、今までやってこれたのだと思っています。
      家族のありがたみを痛感します。

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