これからの不安

現在、私は52歳。
47歳で脳梗塞を発症しましたので、もうすぐ6年になります。
去年は母が亡くなり、先日父も亡くなりました。
急に「人の死」を近くに感じることになりました。
そんな中、「これからのこと」について考えることが多くなりました。

健康に問題が出れば、不安を何も感じない人などいないと思います。
経済的なこと、家族のこと、仕事のこと、自分の体や寿命のこと……
不安の種はさまざまなのですが、今回は病気に関しての不安を書きたいと思います。

脳梗塞の再発

先日、お亡くなりになった西城秀樹さんも、脳梗塞を再発されています。
脳梗塞は比較的再発が起きやすい病気でもあります。
私も今以上に脳がダメージを受けると、どのような状態になるのか想像がつきません。
時折、健康な頃には感じたことのない頭痛があります。
しばらくすれば治まるのですが、とても再発の恐怖を感じる瞬間です。
ただ私の脳梗塞は動脈解離が原因なので、脳梗塞全体の再発率に比べてリスクが低い期待があります。

痛み

顔面の視床痛や手足の灼熱痛が、年々ひどくなっています。
おととしより去年、去年より今年、季節の影響は大きく受けるのですが、一年前の同じ季節より確実にひどくなっています。
発症して6年、そろそろ我慢の限界なので、もう悪化することがないことを願っています。

運動不足

手足を動かすことが不自由なので、どうしても運動不足になっています。
軽い坂を登るのも、心臓がバクバクするようになってしまいました。
手足の筋肉は落ちてしまい、やせ細っている状態です。
これからますます歳が増えるので、心肺機能の低下は注意しなければと感じています。

誤嚥

現在、誤嚥をしても激しくむせるので、まだ誤嚥性肺炎になったことはありません。
気管に入ったものを吐き出す能力もなんとか残っています。
健康な方でさえ年齢を重ねれば嚥下の能力は落ちるのに、すでに嚥下障害がある私はもっと用心が必要です。
今は自分が嚥下障害であることの自覚がハッキリあるので、嚥下は注意深く行います。
しかし万が一にも認知症を発症すれば、自分が嚥下障害であることも自覚できなくなる可能性があります。
そうなると誤嚥性肺炎の確率が一気に上がります。

運動不足に関しては、家の中で安全に運動するために、フィットネスバイクの購入を画策している最中です。

自分の中で一番おそれていることは、最後の誤嚥です。
(と言うよりは、認知症です。)
認知症を発症すれば、恐らく短期間のうちに誤嚥性肺炎を発症して死ぬことになると思っています。
これ以上に家族に負担をかけることも避けたいです。
したがって認知症になることが一番おそれていることで、私にとって最大の不安なのです。

14件のコメントがあります

  1. pusuke323 さん

    私も発症して8年、再発が恐いです。
    身辺整理は殆ど終わりました。
    残るはレコードだけです。

    パソコンはネットとtwitterとブログを書いてワンコの写真を保存するだけの道具です。
    twitterは @pippi_901 です。
    のすけパパさんにはフォローされてます。

    ブログは http://blog.livedoor.jp/pusuke323/ です。

    1. のすけパパ

      こんばんは。
      ブログは拝見させてもらってますよ。
      実は犬を飼うのが夢なんです。
      息子(高3)が家出ていってくれたら、飼おうかなっと。
      でもかみさんは猫派(^^;)

  2. thammadaa さん

    こんにちは。ボクも嚥下機能は回復しないですね。これから夏になってゴクゴクと冷たいビールを口から呑んでみたいです。トロミ剤のお茶や水だけでは足りないって主治医より言われ、寝る前に胃瘻より水を入れています。今度の8月で発病して5年になり、解雇になる予定です。これからどうするか考えています。

    1. のすけパパ

      こんばんは。
      ビールをゴクゴク飲みたいですね~。
      あのほろ苦さや、鼻に抜ける香りとか忘れられません。
      お仕事大変ですね。
      今はどのようなお仕事をされているのですか?

      1. thammadaa さん

        銀行員です。渉外担当なので内勤になったのですが、通勤に2時間かかってしまうのです。転勤や出向や転籍願いを提出しましたが、とりあえず今の勤務地に出勤せよとの事でした。給付金を頂いて何か出来る仕事を探します。

        1. のすけパパ

          こんにちは。
          お体を使うお仕事をされていたのですね。
          通勤2時間はつらいですね。
          私はデスクワークですが、通勤でかなりの体力を消耗してしまいます。
          仕事が見つかることを、心よりお祈り申し上げます。
          もちろん経済的な問題もありますが、仕事ができないことは社会の一員から隔離されるようで、自分もそれが怖いです。

  3. さかどくん さん

    おはようございます。
    私も不安はイッパイですが(一番の不安は独り暮らしかな。)、考えないようにしています。とくに、病前と比べると絶望しちゃうので忘れました。

    1. のすけパパ

      こんばんは。
      考えないようすることも大切ですね。
      同感です。
      でも不意に思い出して涙がこぼれます。
      修行が足りませんね~。

  4. ほい さん

    これからの不安

    ね。数えたら切りがないから。。。
    でもね、健常者にもあるから。程度と確率の問題かと。

    なる人はなる。そうじゃない人は。。。

    私は見ない派かな。
    それでいいのかは判りません。
    でも、負を考えると憂鬱になるので、今を大事にと。
    涙はこぼしません。絶対に。

    1. のすけパパ

      こんにちは。
      おしゃる通り、健常者でも不安はありますからね。
      ものごとを確率で整理できる方はよいですが、なかなか難しい部分もあると思います。
      病気そのものが、まさか自分がなるとは思っていませんでしたし、もちろん絶対にならないと思っていたわけでもないですし。
      涙を流すことは私にとっては気分の発散になっているように思います。
      出ない涙を無理して出す必要はないですし、出るものを無理して止める必要もないですし。
      涙を流しても状況がなにも変わらないことは分かっていますし、それでも気持ちが落ち着くのなら、それもありかと思います。

      1. レオンありがとう。 さん

        これからの事不安ですね、治るのか治らないのか、仕事も毎日集中してできず病前より確実に辛いです。
        未だ十年以上働けるのにまともに働けるのだろうか?症状は酷くならないだろうか?
        あまり考えないように心がけていますが、やはりだめですね。
        どうしようもなくこみ上げてくるときもあります。
        そんな時はこんな状況を毎日支えてくれる家内のことを思い、気をしっかり持とうと奮い立たせようとしています。
        無理はしたくありませんが自分らしく希望は捨てたくありません。

        1. のすけパパ

          こんばんは。
          返信が遅くなってしまいました。
          症状がこれ以上酷くならないことを私は願うばかりです。
          あとは諦めるのではないですが、この体でできる楽しみを少しでも見つけようしています。
          支えてくれる家族は大切ですし、自分らしく生きてゆくことも大切に思います。

  5. ずざお さん

    ずざお(41男)と申します。39歳で発症しました。もうすぐ発症から2年、職場復帰して1年になります。入院中は貴ブログを読み通して、「○か月になればあれができるかも」と指標にしながら過ごしました。小脳にも梗塞がでたため、杖がないと歩けません。また右向き嚥下しないと飲み込みができません。あんまり長生きは出来ないかなと漠然と考え、カードとかパスワードのメモを作っておこうと考えています。

    1. のすけパパ

      こんばんは。
      ブログにお越しいただきありがとうございます。
      返信が遅くなってしまいました。
      私は顔を左向きにした方が幾分かは嚥下しやすくなります。
      工夫して少しでも嚥下が楽になれば良いですね。
      パスワードのメモなどは同感です。
      ただ、あまりに分かりやすいメモだと、今度は泥棒のことが心配になってしまいますが……

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