災害時の避難

このたびの豪雨災害におきまして、お亡くなりになられました方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害の映像を見ますと、本当に心が痛みます。

今回のような自然災害は、近年、大変に多くなったように感じます。
私の若かった頃は、自然災害がもちろんなかったわけではありませんが、最近のようにちょくちょく見かけなかったように記憶しています。
「50年に一度」とか「100年に一度」とか言いますが、この言葉を頻繁に聞いている気がします。
調べてみると、自然災害は確実に増えているようです。
日本の自然災害は減ってる? 増えてる?

私のような身体的障害を持つと、このような災害がとても怖いものです。
理由は避難が困難だからです。
例えば、今回のような豪雨災害であれば、冠水しているところを歩くことはできません。
地震の場合は、瓦礫のあるところは歩けません。
少しでも不安定な所は自力で移動ができないのです。

たとえ避難所に移動できたとしても、今度は避難所での生活が問題です。
最大の課題は水分の補給です。
嚥下障害から、液体を直接飲むことはできません。
普段は専用のゼリー状のものを飲みます。


ですから、万が一避難所で生活することになれば、このゼリーを大量に持ち込む必要があります。
また、食道の筋肉を切除しているため、まったくの水平で寝ることも困難です。

上体を少し起こして寝る方法を確保しなければなりません。

以上のことから、自宅からの避難は余程の状況にならない限りは避けたいと思います。

私は発症してから、自宅の引っ越しをしています。
引っ越し先を選ぶ際に、一番重要視したのは駅からの距離(自力で移動できる徒歩圏内)でしたが、次は災害リスクでした。
引っ越し先の候補地をすべてハザードマップで確認をして、少しでもリスクのない場所を探しました。
今の場所は少し高台にあって冠水するリスクがほとんどない所です。

あとは災害が発生しても、しばらくは自宅で生活できるように災害用品を準備しています。
一番大切な水分補給ゼリーは、一週間分以上が常に備蓄状態になるように注意して買い足します。

洪水は耐えしのぐ準備はありますが、自宅が倒壊するような地震になれば、もうどうにもできません。
地震が一番怖いと感じます。

最後に、今回のような大きな自然災害を目にすると、地球が悲鳴をあげているように感じてしまいます。
避難場所案内

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