昔からわりと気になっていて、ちょっと調べてみたら驚いた事がありましたので紹介します。
歯磨きの事なのですが、ブラッシングの話ではなくて、それ以外の話です。
嚥下障害者は口腔ケアがとても大切です。
嚥下障害で一番恐れるのが誤嚥性肺炎ですが、これは口腔内細菌が肺に入ってしまうことで起きます。
ですからわたしたちは口腔ケアに普段から気を使って、口腔内細菌を減らす努力が必要です。
歯医者さんに行くと、歯ブラシの使い方の指導を受けます。
しかしその際に、歯磨き粉の使い方について指導を受けた記憶がありません。
ふと、歯磨き粉(練り歯磨き)の正しい量が気になりました。
わたしの世代(50歳以上)は、子供の頃にとても流行した歯磨き粉があります。
そうです。三色になっているアレです。
わたしの記憶ではこの歯磨き粉のパッケージには、歯磨き粉をチューブから出して歯ブラシに乗せたイラストが描いてありました。
そのイラストのインパクトがなぜか強くて、それが歯磨き粉の正しい量だと頭に刷り込まれていました。
(その歯磨き粉のイラストでは、たしかこれくらいの量でした)
調べてみた結果、歯磨き粉に関する適切な使い方は以下の通りでした。
- 歯磨き粉の量はチューブから出して1cmが適量
- 歯磨きする前の歯ブラシは濡らしてはいけない
- 歯磨き後のうがいにつかう水の量は15ml
(1)は、イラストにしてみると、こんな感じです。
(上に比べると三分の一の量ですね)
(2)は、歯ブラシを濡らすと歯磨き粉の泡立ちが良くなり、磨けたような気になってしまうので、濡らさない方が良いとのことです。
わたしはいつも歯ブラシを濡らしていました。
濡らすのが当たり前と思っていました。
驚きは(3)です。
15mlとは、大さじのスプーンで一杯程度です。
しかもグチュグチュと口をゆすぐ時間は5秒程度で良いそうです。
そうしないと、歯磨き粉に含まれる薬効成分が洗い流されてしまうとのことです。
そういえばアメリカの映画やドラマに出てくる歯磨きシーンでは、歯磨き後に口を一回だけゆすいで、あとはタオルで口の周りの泡を拭くのを見かけます。
映画やドラマだから、はしょっているのかと思っていたのですが、あれが正しいゆすぎ方だったのですね。
この歯磨き粉の使い方を知ってから、わたしも実践しています。
口をゆすぐのを1回だけにしても、意外にも口の中に歯磨き粉が残っているような不快感はありません。
皆さんも是非試してみてください。
(3)は知らなかった。毎回これでもというくらいすすいでいました。
今日からやってみます。
こんにちは。
今でもついつい何回もすすいでしまいます。
長年の癖というのは、なかなか変えれませんね。