再生医療③

殺人的な猛暑が続いたと思ったら、梅雨明けしたというのに梅雨のような空模様、顔面がピリピリと痛み視床痛持ちとしては辛い時期です。
前回の投稿からまたもや時間が過ぎてしまいました。
反省です。
そろそろ「再生医療」について締めくくりたいと思います。

一か月程前に、とあるクリニックに再生医療のことを相談に行ってきました。
もちろん再生医療を実施しているクリニックです。
クリニックに出向く前には、相談(質問)する内容を予め用意しておきます。
クリニックへの相談も三回目(三箇所目)です。
電話での相談も含めると五箇所目になりました。
五箇所目ともなると相談内容が定型化してきます。
それでも、今回は新たな相談(それもとても気になること)を追加しました。

発症したのは9年前、発症直後はなにも感じなかった顔面ですが、時間が経つにつれ痛みを感じるようになりました。
これが視床痛なのだと実感したのは、発症から半年過ぎた頃です。
あまりの痛さで睡眠中の覚醒を経験したのが、今から二年前でした。

他の後遺症は、ほぼ固定しています。
悪くなるわけではありませんが、良くもなりません。
温痛覚障害も「変化したな」と意識できるほど改善したとは思えません。
ただ、顔面の痛みだけは悪化し続けています。
今は薬を使って、なんとか日常生活が支障のない程度に痛みを抑えています。

「病気になったこと」
「後遺症が残ったこと」
これらは「気持ちの整理がついた」と言うか、「諦めた」と言うか、あまり考えないようになりました。
それでも、顔面の痛みのことだけは否応なく考えさせられます。
「この痛みがもっと強くなったらどうしよう」
今のわたしにとっての最大の恐怖です。

クリニックへ新たに相談したいことは、この「顔面の痛み」についてです。
再生医療を受けて、この痛みが軽減するなら素晴らしいことです。
しかし、逆に痛みが増すようなことだけは絶対に避けたいのです。
それは他の後遺症が改善したとしてもです。
他の後遺症の改善と引き換えに、顔面の痛みが増すことは、わたしには到底受け入れられないのです。

さて、クリニックに行って質問してみました。

「再生医療を受けることによって、顔面の痛みが増す可能性はありますか?」

医師にこのような質問をした場合に、返ってくる答えはだいたい想像がつきます。

「痛みが増すことが絶対にないとは言えないし、絶対にあるとも言えない。逆に痛みが減る可能性もないとは言えない。」

まぁ、こんな感じでしょう。
医学的に裏付けがあり、豊富な実績があれば、もう少しマシなことを言う場合もあるでしょう。
それでも治療結果を確約するような言い方は、堅実な医師ならしないハズです。
今回の相談でも、医師からの答えは想像通りでした。
(実際に医師が言った言葉を具体的に書くことは避けます。)
相談する側は医師の言葉の裏にある、本音を読み取って判断する必要があります。

  1. 痛みが増す可能性はないと思われるが、万が一のことを考えて「痛みが増すことはない」と言わない
  2. 痛みが増す可能性が稀にあるが、「痛みが増す可能性がある」とハッキリ言うと患者を逃すので言わない
  3. 痛みの変化については、有効なデータがない

話の内容、その時の医師の表情、言葉のトーンから本音を読み取ろうとします。
その結果、わたしが感じ取ったのは(2)でした。
(あくまでもわたし個人が感じたことなので、人によっては違う感じ方もありえます。)
そうなると、わたしにとって再生医療を受けることは「ノー」となってしまいます。

わたしは再生医療について、今まで長い期間をかけて調べたり、実際にクリニックに足を運んだりして、それはそれは大きな希望をいだいていました。
そしてこのブログの読者の中には、わたしが再生医療を受けることに期待を寄せていた方も、おられるのかもしれません。
(期待を裏切ってゴメンナサイ。)
引き続き再生医療は見守っていこうと思いますが、ひとまずは治療を見送ることにしたいと思います。

研究

2件のコメントがあります

  1. ゴリパパ さん

    お疲れ様です。
    顔面の痛み。
    私も発症後半年強ですが、確かに痛みが増えてます。
    左目の下周辺と、唇の左側周辺です❗️
    キューっと奧深い痛みが走ります。
    お話を聞いた限りでは不安いっぱいです。

    1. のすけパパ

      こんにちは
      不安を煽ってしまって、すみません。
      いまのところ、薬(タリージェ)で痛みは小康を保っています。
      天候が悪くなる前は痛くなるので、天気予報要らずです(^^;)
      特効薬が開発されることを祈るばかりです。

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