今回の「これも後遺症??」は、「チゲ鍋は無理!」です。
この後遺症は脳梗塞を発症して、比較的早い時期に気付きました。
とは言っても、入院中の病院食でチゲ鍋が出たわけではありません。
(病院食でチゲ鍋なんて聞いたことはありませんが、食べた経験がある方いますか??)
わたしは嚥下障害が強く出ました。
入院中は飲み込みのリハビリを続けながら、特別なものを食べていました。
退院後も妻が家族とは別の食事を、わたしのために作ってくれていました。
その後、喉の手術を受けました。
手術によって、少しずつ普通の食事が食べられるようになりました。
水を直接飲むことは今でも無理なのですが……
家族と同じ食事を食べるようになったら、口の中の感覚が変なことに気付きました。
まずは「料理の温度」です。
少し熱いだけの料理でも、口に入れると口の中や舌はすごく熱く感じるのです。
調理したての家族が平気で食べている料理が、わたしには口の中が火傷しそうに感じます。
ほんのり温かい程度なら大丈夫ですが、湯気が立っているようなものはダメです。
次は「料理のからさ(辛さ)」の感じ方です。
スパイスなどが効いたものが、とてもからく感じるのです。
大好きだったカレーライスがからくてからくて食べられないのです。
それでもカレーライスが食べたい時は、甘口のレトルトカレーを十分に冷まして食べました。
お寿司の「ガリ」も好きでした。
これを食べてしまうと、口の中が当分の間ジンジンと痺れます。
(脱線ですが「からい」と「つらい」が漢字で書くと同じなので、ブログを書くときにいつも悩みます。)
熱いものやからいものが苦手になるなんて、小さい子供に戻ったみたいです。
実は甘口のレトルトカレーはスーパーではあまり見かけません。
そんな時はお子様用カレーを買っていました。
まさに口の中はお子様状態です。
熱くてからい代表と言えば「チゲ鍋」を思い浮かべますが、そんなのは無理中の無理です。
この症状、最近は少し治まってきました。
子供が「からいもの」に何回も何回も挑戦して、少しずつ慣れていくような感じです。
レトルトカレーは中辛にレベルアップできました(バンザーイ)。
温痛覚障害のように感覚が鈍くなるかと思えば、この口の中のようなこともあり、ワレンベルグ症候群は実に症状が多様です。