ペインクリニックに行ってきました

今回は、以前お約束していたペインクリニックの受診報告をお届けします。
実は、受診したのは10月だったのですが、報告が大変遅くなってしまいました。
申し訳ありません!

今回わたしが訪れたペインクリニックは、大きな病院の麻酔科内にある診療科でした。
「ペインクリニックがなぜ麻酔科に?」と少し不思議に思ったのですが、調べてみると納得。
麻酔はそもそも「痛みを抑えること」を目的とするため、ペインクリニックとは深い関わりがあるそうです。
ちなみに、ペインクリニックは日本語で「疼痛治療外来」とも呼ばれるようです。

診察では、始めにたくさんの質問を受けました。
例えば、こんな内容です:

  • 何処が痛むのか?
  • 痛みはいつ頃から始まったのか?
  • どんな種類の痛みなのか?
  • どんな時に痛みが強くなるのか?
  • 年齢、身長、体重、生活習慣……などなど。

なぜか、最終学歴まで聞かれました。
治療に関係があるのか疑問でしたが、その場の流れで答えてしまいました。
今思えば、「最終学歴が治療にどう関係するの?」と逆に質問してみればよかったかもしれません(笑)。

いくつもの質問の後、医師から言われたのは次の言葉でした。
「この痛みを抑えることは非常に難しいです」。
「現時点でこれといった良い薬はありません」。

正直、こう言われることをある程度は予想していました。
でも、「最後の砦」として訪れたペインクリニックでそのように告げられると、やはりショックでした。

最終的に、治療方針は「複数の薬を組み合わせて試す」というものでした。
そこで服用を続けている「タリージェ」に加え、「トリプタノール」を試すことになりました。
トリプタノールは以前に単独で使用したことがあり、その際は効果をあまり感じませんでした。
今回は薬の組み合わせということで、少しだけ期待して再挑戦することにしました。

現在、ペインクリニックを受診してから約2か月が経過しています。
わたしの痛みは左目の下あたりの顔面に集中しています。
時々、皮膚を「パチン」とゴムではじくような瞬間的な痛みがあります。
トリプタノールを加えることによって、その頻度が少し減ったように感じました。
タリージェとトリプタノールの組み合わせは、少しは効果があるようです。

しかし、大きな副作用がありました。
トリプタノールを加えてから、日中に強い眠気が出ました。
パソコンの前で少し気を抜くと、意識が飛んで行ってしまうほどです。
薬は常に効能と副作用の天秤です。
今回は副作用が生活に支障をきたすレベルだったため、「トリプタノール」を中止する決断をしました。

ペインクリニックでの治療は、効果が感じられる部分と課題が残る部分の両方がありました。
治療は試行錯誤の連続ですが、少しでも前に進めればと思っています。

聴診器などの医師が使う道具の写真

4件のコメントがあります

  1. 匿名 さん

    こんにちはゴリパパです。
    ご無沙汰しております。
    なんと私。前回の頚椎動脈解離からワレンベルグ発症の丁度3年目にして、前回は左側の動脈解離でしたが今回また、今度は右側を発症してしまいました。不幸中の幸いで、梗塞は起こらず入院6日で退院となります。因みに明日退院。
    何とも恐ろしいことです!

    やはり後遺症での痛みには対応が難しいと言うことでしょうね。

    1. のすけパパ

      ゴリパパさん、こんにちは、
      再発されて、大事に至らなくて本当によかったですね。
      もし、よろしければ再発時の状況を教えていただけませんか?
      どのように再発を認識されましたか?
      入院時になにか治療を受けましたか?
      頚椎の動脈解離は解離を起こした反対側の血管も、解離を起こしやすい状況だと聞いたことがあります。
      私を含め、ここに来る皆さんも、常に再発のことを心配しながら生活されていると思います。
      再発時のお話はとても参考になるかと思いますので、お聞かせいただけると幸いです。

  2. ゴリパパ さん

    こんにちは。
    そうですね。状況をお話致します。
    月曜日。夕方6時頃〜9時頃まで出張先でお客さんとお酒を飲み、その後温泉に入りサウナにも···。
    その後缶酎ハイを1本飲み床につきました。
    寝つきの良い自分ですが中々寝付けず、その時から頭痛が始まりました。(少しです)
    次の日はゴルフをプレーし帰宅。
    その後金曜日まで頭痛は収まらず、念の為土曜日に掛かり付けの脳神経外科を受診。
    担当医に状況を説明し、これも念の為MRI撮影。以前のMRIデータと照合した所、右側の動脈解離が確認された。
    ハッキリと動脈にコブが確認され、これが弾けると死にも繋がると言われ、即刻入院と成りました。
    血液検査は優秀で、特に治療はなくとにかく安静に。2日後に再度MRI、3日後に造影CTなど進行状況の確認。特に変化はなく、入院翌週の金曜日に退院と成りました。
    発症1カ月内は用心と言われてますので、年明けに確認のためMRI撮影の予定となっております。今だに微かですが頭痛は有ります。
    たまにロキソニンでスッキリとさせてます。
    流れはこんな感じですが、月曜日から仕事も復帰してます。

    1. のすけパパ

      ゴリパパさん、こんにちは。
      有益な情報に心より感謝申し上げます。
      とにもかくにも、大事にいたらなくて良かったですね。
      わたしは動脈乖離の一度目と二度目は脳梗塞までいたらなかったのですが、三度目に脳梗塞となりました。
      「脳梗塞になる前に進行(再発)を止めることができなかったのか?」、疑問に思っていてご質問した経緯もあります。
      しばらくはご心配でしょうが、くれぐれも用心されてご無理をなさらないようにしてくださいね。

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