ワレンベルグ症候群とともに迎える新年

ワレンベルグ症候群の後遺症とともに過ごすお正月。
食事の工夫や初詣、人混みを避けた選択、家族への想いを静かに振り返ります。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年も本ブログ「47歳の私とワレンベルグ」を、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さんは、どのようなお正月を過ごされたでしょうか。
私の住んでいる神奈川県川崎市では、晴天が続き、比較的穏やかなお正月となりました。

洋風おせちに挑戦

お正月といえば、やはりおせち料理であり、我が家でも毎年欠かさず用意しています。
とはいえ、年末に届く既製のおせち料理に、いくつか妻の手料理を加えて完成させる形です。
例年は、いわゆる「The おせち料理」と言える和風のおせちを注文してきました。
今年は少し趣向を変えて、洋風のおせちを頼んでみることにしました。

内容は事前に理解していたつもりでしたが、実際に食べてみるとオードブルの印象が強く、正直なところお正月気分はあまり盛り上がりませんでした。
やはり、日本酒には和食、洋食にはワインという相性があるのだと、あらためて感じました。
洋風おせちにはテリーヌが何種類も入っており、見た目ではテリーヌが主役のようにも感じられました。
肉料理も多く、当然ながらすべて冷製料理で構成されていました。

「一度は洋風のおせちを食べてみたい」という好奇心が先走った結果でしたが、私個人としては今回失敗だったと感じています。
やはり、還暦を迎えた今の私には、和食のほうが口に合っているようです。

嚥下障害と向き合うお正月の食卓

既成のおせち料理以外にも、妻はいくつか料理を付け加えてくれます。
その中には、もちろんお正月に欠かせないお雑煮も含まれています。
我が家のお雑煮は、鶏肉入りの醤油ベースのおすましで、こんがりと焼いたお餅を入れるのが定番です。
しかし、私のように嚥下障害を抱えている者にとって、お餅は特に注意が必要な食べ物です。
食べ物を食道へ押し込む力がほとんどないため、喉に詰まらせないよう餅を小さく分け、慎重に飲み込むようにしています。
それでも、お正月にお雑煮を食べられること自体に、小さな幸せを感じます。

妻の大好物である「かまぼこ」も、お正月の食卓には欠かせない存在です。
普段はなかなか手が出ない高級な紅白かまぼこを、毎年楽しみにして購入しています。
私もかまぼこは嫌いではありませんが、これもまた嚥下障害者にとっては難しい食べ物の一つです。
噛むと粒状になり、粘りや粘着性が少ないため、喉でバラけやすく誤嚥の原因になることがあります。
そのため、ご飯と一緒に食べるなど、喉でまとまりやすくなるよう工夫しています。

人混みを避けた初詣

お正月といえば初詣も欠かせませんが、今年は参拝の時期について工夫するようにしました。
例年は一月二日に家族で参拝していましたが、今年は十日に行くことにしました。
二日の参拝でも元旦ほどではないものの、多くの人が訪れ、境内はかなり混雑します。
この人混みが、歩行に障害のある私にとっては、大きな不安要素となります。
後ろから押されたりすると転倒の危険があり、これは決して大げさな話ではありません。
今年は日程をずらしたことで、落ち着いて歩くことができ、ゆったりと参拝することができました。

願い事の変化

参拝の際の願い事も、病気を発症してから変化してきました。
発症後の二、三年は後遺症の回復を強く願っていましたが、ここ十年ほどは家族の健康を願っています。
大病を経験すると、健康でいることがどれほど尊いことなのかを、身をもって知るようになります。
家族が病気によって健康を損なうことは、できる限り避けたいと強く思っています。
今年も、自分自身を含めた家族全員の健康を、静かに願いました。

引っ越しという大きな決断

2026年は、私たち夫婦にとって大きなイベントが控えている年になります。
それは、現在住んでいる家から別の住まいへ引っ越すという決断です。
現在は三階建ての一戸建てに住んでおり、一階に作業部屋と浴室、二階にリビングとキッチン、三階に寝室と子供部屋があります。
一日に十回以上、階段の昇り降りをしなければならない生活を続けています。
階段を使うたびに、「焦るな、踏み外したら大変なことになる」と自分に言い聞かせています。
注意はしていても、いつか怪我をするのではないかという不安は、常に心のどこかにあります。
将来、万が一階段で転倒し骨折でもすれば、寝たきりになる可能性も否定できません。
また、子供が独立したことで、今の住まいの広さが不要になったことも、引っ越しを考える理由の一つです。

過去にマンション生活の経験があり、フラットなフロアでの暮らしは、身体的にも精神的にも楽だと感じています。
引っ越し作業では私がほとんど役に立てず、妻に大きな負担をかけてしまいますが、それでも妻が賛成してくれたことに感謝しています。

今年も続けたいブログへの想い

今年も、このブログを無理のないペースで、できる限り続けていきたいと考えています。
このブログに立ち寄り、読んでくださっている皆さんには、心より感謝申し上げます。
病気のある日常の中で感じたことや考えたことを、これからも淡々と書き留めていくつもりです。
この一年が、皆さんとご家族にとって、穏やかな時間の多い一年となりますよう願っています。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

初詣で神社に参拝する風景のイラスト
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