トリプタノールその後

視床痛で夜中に覚醒を経験するようになって始めた「トリプタノール」、服用を始めてから約半年過ぎての現在の状況です。

睡眠中に痛みで覚醒したことは以前に書きました。


痛みで覚醒することは、「痛み」そのものや「覚醒する不快感」より、何よりも精神的な不安が大きいものです。

「眠りについても、また痛みで目が覚めるのではないか?」
「眠ることによって、痛みが引き起こされるのではないか?」

このような不安が頭をよぎって、寝ることが怖くなってしまいます。
二日連続で視床痛からの覚醒を経験したので、慌てて薬を処方してもらいました。

昔は病院でもらった薬は、医者のことを信じて黙って飲んでいたものです。
今は薬の詳しい説明をインターネットで簡単に見られます。
わたしが飲んでいる「トリプタノール」は以下のリンクに説明があります。
おくすり110番

インターネットの説明によると「トリプタノール」は、うつ病や神経障害性疼痛の治療に用いる薬です。
わたしが思うに「トリプタノール」は視床痛の薬として、「入門編」に当たる初期の薬のように思います。
どちらかと言うと「うつ病」の治療が中心の薬に思えます。
さて、薬を飲み始めてからの変化ですが現在の状況を次に示します。

  1. 睡眠中の視床痛による覚醒は発生していません
  2. 日中に発生していた視床痛は、あまり変化がなく今でも発生しています
  3. 薬を抜いたのが1日あり、その翌日は今まで経験したことのない新たな視床痛が発生しました
  4. 薬の説明に明記されている副作用では、飲み始めて一週間ほど「眠気」を感じましたが今はありません

(3)は、胸焼けが良く起こるので、強い胸焼けを感じた日にトリプタノールを抜いたことが一回ありました。
翌日、左の耳穴から少し前にズレた部分の頭蓋骨が痛くなりました。
(トリプタノールは眠前に服用しています。)
初めての場所ですが、経験的に視床痛だと分かりました。
痛みはその日だけで、トリプタノールをまた飲み始めると発生しなくなりました。

わたし個人の感想ですが、わたしにはトリプタノールはあまり効いていないように思います(あくまでも「わたしには」です)。
先に書いた「(1)や(3)は薬の効能ではないのか?」と思われるかもしれませんが、それはある種のプラシーボ効果だと思っています。
まず(1)の「睡眠中の視床痛による覚醒」ですが、薬を飲み始めたその日から発生しなくなりました。
次に(3)の「新たな視床痛の発生」ですが、逆に薬を抜いた翌日に発生しました。
どちらも、あまりに薬の影響が早く出すぎています。
一般的にこの手の薬は、効果が出るまで1~2週間かかると言われます。
飲み始めてすぐには効果がでないかわりに、飲むのをやめてもすぐに効果が消えるわけでもありません。
なので「薬を飲んでいる」という安心感が、少なからず視床痛を抑えているのではと思っています。

日中の視床痛にはあまり変化を感じないので、次に病院へ行く際にはトリプタノールを継続するのかを医師に相談しようと思います。
トリプタノールは比較的副作用の少ない薬だと思います。
視床痛の薬は効果と副作用の「てんびん」です。
効果が高い薬は、副作用が強い傾向にあります。
あまりに副作用が強いと、効果があっても服用を断念せざるを得ないこともあります。
これが視床痛の薬の難しいところですね。

眠る準備

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