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痛みのレベルを伝える時

視床痛などの「痛み」の話をする場合に、それがどの程度(レベル)の痛みなのかを伝えるのに苦労します。
日常で経験するような一般の痛みなら簡単なのですが、視床痛のように普通は経験することのない痛みを伝えることは難しいものです。
今回は痛みのレベルの伝え方や、痛みの10段階の話を書きます。

だいぶん前にも書いたのですが、病院に行くと
「十段階で言うと、何番目くらいの痛み?」
と聞かれることがあります。
「痛みの十段階」みたいなのを学校で習っているのなら良いのですが、そんな記憶はありません。
十段階を定義した「表」を見せられて、「どれに当てはまりますか?」と質問されれば答えやすいですが、そんな経験もありません。
いつもどの尺度で答えれば良いのか、少し慌てながら答えています。

ネットで調べてみると、ペインクリニックなどでは痛みの強さを評価する方法に、NRS(numerical rating scale)とかVAS(visual analog scale)と言うのがあるようです。
NRSでは0から10の段階で、VASでは10cmの横幅の線上に自由に印をつけて自分の痛みを示します。
どちらも、途中の段階を言葉で定義しているものではなく、痛みなしの「0」と最大の痛みの「10」しか書かれていません。
最大の痛みは、「想像できる最大の痛み」とか「最悪の痛み」とか書かれているのですが、「想像できる最大の痛み」って何でしょうか?
想像なので、経験したことのない痛み?
経験したことのない痛みなので、想像の中だけの痛み??
う~~~ん、考えれば考えるほど悩ましいものです。
これらの評価方法は主観によるものなので、「主観的な痛みの評価スケール」と言うのに分類されます。
(詳しくは「日本ペインクリニック学会 痛みの基礎知識 」)

それなら客観的な痛みの評価スケールが欲しくなります。
各段階がしっかりと言葉で定義されていて、それを見れば同じ痛みなら誰でも同じ答えになるものです。
しかし、そのようなもので医師が使っているものはネットでは見つかりませんでした。
それではと言うことで、自分なりに定義してみることにしました。
結果がこれです。

1感触の中で痛みとギリギリ分類できる痛み
2何かに夢中になると意識しなくなる痛み
3常に痛みを意識してしまう痛み
4我慢してなら生活ができるギリギリの痛み
5集中しようとしても集中力が阻害される痛み
6顔をしかめるような痛み
7眠ることができない痛み、睡眠中でも起きてしまうような痛み
8声がでてしまう痛み
9じっとはしていられない痛み
10のたうち回るような痛み、気絶するような痛み

どうでしょうか?
客観的になっているでしょうか?
結局、これでもすべての痛みを経験していなければ、答えはどうしても主観的になってしまいます。

ちなみに私が脳梗塞を発症した時の頭の痛みは、レベル9です。
尿路結石も経験しましたが、それはレベル8~9です。
視床痛は普段がレベル4かレベル5、視床痛の薬を始める決断をした時はレベル7でした。

話は戻って、どうしても痛みのレベルを伝えるのには主観が入るのですから、医師からの質問は次のようにするのが良いと思います。

「あなたが今まで経験した最高の痛みを10とすると、今の痛みはどのくらいですか」
「その経験したことのある最高の痛みの、病名やケガの内容を教えてください」

つまり、回答者が抱いている痛みのスケールを明確にするのです。
こう質問してくれれば、客観性のある回答に近づくと思います。

問診

4件のコメントがあります

  1. きんさん さん

    面白い表現ですね。分かりやすい😊
    おいらの胆嚢結石は、7から9だったかな。
    痛みにも胆嚢結石の様に鈍痛もあれば、キリキリもあるし、難しいよね。
    子供のお腹痛いと言うのも、難しい。

    1. のすけパパ

      こんばんは
      胆嚢結石も痛そうですね。
      人生も長くなると、8か9くらいは誰しも経験するのですかね。
      できれば避けたいですが。
      痛みの種類もありますね。
      「ズキズキ」とか、「キリキリ」とか。
      これは表現力が要求されますね。

  2. レオンありがとう。 さん

    こんにちは、痛みの定義は難しいです。ナイフで突き刺した様な痛み、えぐられた様な痛み、火傷の痛み、なかなか表現できませんが私は表でみると、8でした、とにかく動けず右頬を押さえて唸り続け長くて40分続きました。時に楽になりたく、死んだら楽になるとも、頭がよぎりました。

    1. のすけパパ

      こんにちは
      痛みを伝えるには表現力が要求されますね。
      視床痛でレベル8は、お辛そうですね。
      頭をよぎるのも良く分かります。
      いつの日か、副作用がなく痛みを抑える薬が開発されることを祈るばかりです。

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