発症一か月後の症状

発症してから一か月が過ぎた。
病院の中を車いすで自由に移動しても良くなった。
救急車で運ばれて救急搬入口から入ったため、初めて病院の玄関を見ることができた。
ベッドの中でだけでは気付かなかった症状が、リハビリを行うようになって気付くものもある。


【頭痛】
治まった。
発症直後は鎮痛剤を6時間おきに点滴から入れたが、徐々に間隔広げ2週間で使用をやめた。

【めまい、眼振、複視】
「めまい」以外は治まった。
発症から1週間程度で正常に。
普通の状態では「めまい」は発生しないが、顔を素早く動かすと軽い「めまい」が起きる。

【左顔面しびれ、温痛覚障害】
変化なし。
肌にまつ毛などの短い毛が付いているような感じがしたり、少しチクチクしたりする。

【嚥下障害】
変化なし。
何も飲み込めない。
寝てる間の唾液の吐き出しは無くなった。
その代わり口を開けて寝るようになり、朝起きると口の中が乾燥している。
言語聴覚士さんから嚥下障害は1ヵ月程度で回復するような話を聞く。
期待しているが、改善の様子はない。

【左側首から下の運動失調】
震えは止まった。
そのほかは変化なし。
目で見ないで感覚で動かすと位置がずれる。
左手で左耳にヘッドホンを刺そうとしたら、耳より5cmぐらい後ろに刺そうとしていた。
パソコンを持ち込んだが、左手はタイプミスが多いなど。
ちから加減の制御ができず、細かい動作ができない。
うがいをしようと水の入ったコップを左手で持って、コップを口元に運んだら顔に衝突して水をぶちまけた。
指の動きはまったく問題ない。

【平衡感覚】
体を起こすようになってから症状を自覚。
立っても、座っても、体が左に引っ張られる感じがして、ゆっくり傾いてしまう。

【右側首から下の温痛覚障害】
変化なし。
CTでカテーテルを足の付け根に入れる時に、温痛覚障害を痛切に感じた。
消毒薬を足の付け根とおなか周辺にも塗るのだが、体の右側に塗っている時は温度を感じない。
「冷たくないですか」の質問に、言っている意味が理解できないような状態であった。
消毒薬を含ませた脱脂綿が、体の右側からそのまま左側に来た途端、冷たさを感じる。
質問の意味をやっと理解する。
体の中心を境にして、左右で極端に差があることを感じた。

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