退院に向けての課題

今日、病院側とリハビリの成果や今後について面談を行った。
当初の予定では、退院の目標を1月~2月に設定していた。
退院に向けて具体的な話をする時期である。
しかし、退院するにはまだ課題があった。


面談では、まずMRIの結果を聞いた。
急性期病院では9回も受けたMRIであるが、こちらの病院では今日初めてMRIを受けた。
私の脳梗塞(ワレンベルグ症候群)は脳動脈解離が原因である。
発症後、脳全体の血管も細くなり不安定な状態も続いた。
そのようなことがあったので、脳の血管全体がどのような状態になっているか心配をしていた。
結果としては問題はなく、脳動脈解離を引き起こした部分を含め脳の血流は安定している。
脳梗塞の部分は、発症直後は白く表れる。
四か月過ぎた今では、その部分は黒くなっている。
脳細胞が壊死して、正常な脳がその部分を切り離した跡だ。

リハビリの成果については、理学療法や作業療法はあと半月~一か月程度で社会復帰可能との判断であった。
10m歩行は6秒、6分歩行は480mで、速度、体力的にも問題はない。
あとは実際に公共交通機関を利用してみて確認するところまできている。

課題は食事である。
あまり改善が進んでいない嚥下障害のことである。
現状、嚥下障害により3食とも経管栄養に頼っている。
このままの状態で退院するには、自宅で経管栄養が行えないといけない。
自宅で経管栄養を行うために二つの課題が見えた。

一つ目は流動食を胃に送り込むチューブの確認の件である。
現在、チューブは経管栄養を行う際に、毎回口から入れている。
チューブを入れた後、チューブが食道に正しく入っているかを確認する必要がある。
万が一、チューブが気管に入った状態で栄養を流し込むと、命に関わる問題が発生する。
チューブが正しく入っているかは、チューブを口から入れたのちにエアーを送り込み、聴診器で音を確認する。
この確認は看護師2名で、必ずダブルチェックすることがここの病院では決められている。
このチェックを自宅でどう行うか課題である。

二つ目は流動食自体の用意の件である。
ここの病院は流動食を病院で作っている。
言わば病院自家製の流動食である。
この流動食は私の体に合っていて、とても具合が良い。
市販の流動食もあるのだが、体に合わないと気持ちが悪くなったり便が固まらなかったりする場合がある。
急性期病院での流動食は市販のもので、私の体に合わなかった経験がある。
ここの病院のように流動食を自宅で作ることは、不可能ではないが大変に手間がかかり、妻の負担が大きい。
市販の流動食でも大丈夫かを確認していくことが課題である。

嚥下障害が改善する(普通に食事ができる)時期について、目途を立てることが難しいのは理解している。
だからやみくもに退院時期を延ばしたところで、改善する保証もない。
自宅で対応ができるように準備を進めつつ、入院中に1食でも口から食べれるようにリハビリに励むしかない。