寝る前のテレビ

昨夜はなかなか寝付くことができませんでした。
将来のことを考えると、不安で寝られなくなることがしばしばあります。
入院していた時についた癖ですが、寝る前にテレビを見ます。
その癖で自宅でもベッドのそばにテレビを置いています。
寝る前に1時間ほどテレビを見るのが習慣になっています。


病気になる前からテレビは良く見る方でした。
録画して、CMカットなどの編集をして保存しておくタイプの人間です。
でも、病気になって見る番組がすっかり変わってしまいました。

  • 料理番組
  • 旅行番組
  • 病院や病気を題材にしたドラマ

これらは元気な頃は良く見ていた番組ですが、見るのを止めてしまいました。
嚥下障害なので、食べる楽しさがありません。
温痛覚障害なので、お風呂につかる気持ちよさがありません。
運動障害なので、スタスタと歩き回ることができません。
病院や病気を題材にしたドラマは、リアルに入院していた頃を思い出すし、どうしても自分と照らし合わせてしまいます。
また、あまりに現実離れしたドラマもあります。
(思わず「ないだろ~これは」と叫んでしまいそうです。)
長い入院生活をした者にとって、さらっと流せない場面もあります。

病気の自分から目をそむけてはいけないと思うし、立ち向かって生きて行く勇気を持ちたいと思います。
でもベッドに入ると思いふけってしまうこともあります。
ひとりで考えこんでしまって、どんどん悲観的になってしまいます。
こんなときは視床痛もジンジン・チクチクと強くなります。
静かに上を向いていると、唾液が気管にながれて激しくむせ返るときもあります。
テレビに集中することで、あたまから病気のことを押し出します。
現実逃避なのかもしれませんが、病気のことを忘れるのも自分には必要な時間だと思っています。

最近は宇宙ものの科学番組が好きです。
宇宙の歴史や宇宙の始まり、宇宙の大きさを解く番組です。
いかに自分がちっぽけで、そして瞬間的な存在なのか考えさせられます。
字幕の番組もいいですね。
目をつぶれば、いい子守唄になってくれます。
テレビをつけっぱなしで寝てしまって、何回か妻に体を揺さぶられたことがあります。
「も~、せっかく気持ちよくなってきたところなのに~~」(私のセリフです……)