運転免許適正検査

できれば車の運転を再開したいと考えていました。
「できれば」ですが。
発症後の運転について運転免許試験場に確認したところ、「医師に診断書を記入してもらって試験場に来い」とのことなので、医師に記入をお願いしていました。


やっと病院から連絡があり、診断書が準備できました。
どうもこの手の書類の作成を医師に頼むと時間がかかります。
平気で一か月ぐらい待たされます。
(きっと超多忙なんでしょう…)
出来上がった診断書を持って、運転免許試験場に行ってきました。

試験場の案内に聞くと「適正検査室」と言うところに行くことがわかりました。
薄暗い廊下の奥にその部屋がありました。
中に入ってみると、ゲームセンターにあるレーシング・ゲームのような機械がありました。
「運転シュミレーター」です。
レーシング・ゲームと同じく、運転席とペダル、ハンドル、シフトレバーがあり、前の画面には運転席から見える風景が映しだされます。
レーシング・ゲームと違い、左手でウインカーを操作したり、手でアクセルやブレーキを操作するための器具が付けられていました。
運転シュミレーターで運転能力を検査することは、事前にネットで調べていたので知っていました。

先に検査されている方がいたので、しばらく外で待つこととなりました。
ネットの情報では、運転の基本的な操作以外に注意力や判断力の検査があるようなことが書いてありました。
左折時の巻き込みや、歩行者の飛び出しなど、いくつかのトラップが運転シュミレーターに仕込まれているとのことです。
トラップをちゃんとこなせるか緊張します(一応、今まで無事故無違反ですが)。
「落ち着いてやれば大丈夫、落ち着け!、落ち着け!」
緊張しないようにと思うと、なんだか余計に緊張してしまいます。

ずいぶんと待たされて、やっと呼ばれました。
時間が掛かったので、検査が相当厳重に行われるのかと思いました。
運転シュミレーターの説明を受け、運転シュミレーターに乗り込みました。
ペダルが踏み込めるように、シートの位置を係の方が親切に調整してくれます。
「それでは検査を始めます」声がかかりました。
一層、緊張します。

(1) アクセル操作検査

アクセルを踏むと、踏んだ量に合わせて画面の棒グラフが上下します。
棒グラフの横に矢印が出ます。
その矢印が勝手に上下するので、棒グラフが矢印に合うようにアクセルを調整します。

(2) クラッチ操作検査

アクセル操作検査のクラッチ版です。
今度は左足での操作です。

(3) 踏み変え操作検査

アクセルを踏み込みます。
画面に合図がでます。
合図が出たら、ブレーキに踏み変えます。
この三つの検査が終わると「では降りてください」と言われました。
一瞬「えっ?」と思ったので、「これで終わりですか?」と尋ねたら「終わりです」と言われました。
なんと検査はこれだけのようです。
ちょっと拍子抜けです。

私の場合、上下肢のまひが軽度なことと、高次脳機能障害が認められないため、検査が簡単だったのかもしれません。
検査結果も問題なく、晴れて運転のお墨付きをもらえました。

しかし、ちからを抜きながらの調整が苦手なことに気付きました。
アクセルを踏み込んでいくのは良いのですが、踏むちからを抜きながらの微調整に「ぎこちなさ」を少し感じました。
いずれにせよ、慎重な運転を心がけることと、無理をしないことが必要です。