二年間の変化:視床痛

同じ病気に最近なられた方が気になることは、「症状がどのように変化していくのか?」だと思います。
私は2013年9月に発症しました。
あれから二年が過ぎ、三年目に入りました。
前回のブログでも書きましたが、さすがに三年目になると症状も落ち着いてきます。
ただ、発症から一年半ぐらいは症状が大きく変化しました。
今回からしばらくは、「症状の変化」について集中的に書いていこうと思います。


脳梗塞の症状は、発症した年齢や梗塞ができた場所によって個人差が大きく、症状の改善も差が大きいようです。
病気なので自分より重い人と比べてもキリがないですし、軽い人と比べてもキリがないです。
なので、私の症状の変化はあくまでも一例です。
そんな前提で読んでいただければ幸いです。

私の場合、最も苦しんでいる症状は嚥下障害になります。
ただワレンベルグ症候群の場合は、嚥下障害が出ても改善する方も多く、視床痛で苦しんでいる方が数的には多いと思います。
ですから視床痛を先に取り上げたいと思います。

私の視床痛は顔面の左側に発生しています。
体の上下肢には「火照り感」も発生しています。
これも大きくは視床痛に分類するそうですが、それはのちの「温痛覚障害」の時に書きたいと思います。

顔面の左側は、発症直後はしびれが強くありました。
発症一か月ぐらいで、少し痛みを感じたように思います。
ハッキリ痛みとして自覚したのは、発症から三か月過ぎた頃ぐらいです。
「これが視床痛なんだ~」と考えたことを、思い出します。
しびれる感じが無くなるとともに、痛みを多く感じるようになりました。

痛みは次のような順番で増えていきました(変わったのではなく、増えました)。

  1. 皮膚の表面に電気を流したような「チクッ、チクッ」とした瞬間的な痛み
  2. 輪ゴムでパチンと弾いたような、(1)より強いがそれでも瞬間的な痛み
  3. 骨に強いチカラをギューっとかけたような、深部の少し持続する痛み
  4. やけどのようなヒリヒリとした皮膚の表面の痛み
  5. 目に大きなゴミが入った時のような眼球の痛み
  6. 虫歯のような歯茎の中の痛み
  7. チリチリと続く、顔をしかめるような強い痛み

(1)~(3)は発症から半年で感じるようになりました。
(4)~(6)は発症から一年ぐらいで感じるようになりました。
(7)は発症から一年半ぐらいで感じるようになりました。

寝る時に布団に入ってから痛みを感じることは、以前はありませんでした。
それが最近では感じることがあります。
「痛みで眠れない」まではいきませんが、少し我慢が必要な痛みを感じるようになりました。

医師は「痛みが発生する時の、共通した環境や体の状態を見つけろ」と言いますが、なかなか関連を見つけることは難しいです。
少なくとも季節や天候には影響されます。
夏より冬の方がつらいですし、天候が悪くなる前日は痛くなる頻度が増えます。

私はまだ視床痛の薬は試していません。
我慢としては今がギリギリなので、これ以上に痛みがひどくなるなら薬を試すしかありません。
しかし、薬の副作用も強いと聞きます。
痛みと副作用の「てんびん」になると聞きます。
なんとか薬を飲まずに、ここまでで視床痛が落ち着いてくれればと願うばかりです。

2件のコメントがあります

  1. さかどくん さん

    そうなんですよね。
    個人差が大きいですねぇ。
    私なんかは、発症後1年以内に症状はほぼ固定しているのですよね。。
    1年以上経ってから症状が出てくると聞いていたので身構えていたのですが、4年半も経つのに変化なし。
    改善も大してない…。

    1. のすけパパ

      大きく改善するのは半年。
      一年以降は改善が認識できるかどうか……
      後は5年、10年の単位ですかね……、それでも少しでも改善すれば嬉しいですが。

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