今日も仕事で初対面の方と打ち合わせがありました。
嚥下障害の私は、唾液を飲み込むことが困難です。
唾液は泡を含んでいて粘度があるので、のどに残りやすく飲み込めません。
しゃべると余計に泡を含んで、飲み込めなくなります。
飲み込めない唾液で口の中がいっぱいになってしまう前に、唾液を吐き出す必要があります。
そのままだと、しゃべることができなくなります。
人と話をしなければならない時は、唾液を吐き出す容器と箱ティッシュを用意します。
容器はいろいろと探したのですが、軽くて持ち運びしやすいものを妻が探してくれました。
打ち合わせの時は、この唾液処理セットを持って会議室に向かいます。
(社外で打ち合わせの場合も持って行きます。)
途中で唾液を吐き出すわけですから、相手が初対面の場合は事情を説明します。
「すみません。私は病気の後遺症で嚥下障害があり、唾液を飲み込むことができません」
「途中で唾液を吐き出しますが、気にしないでください」
その後、どんな病気になったのか、ほかにどんな症状があるのか説明します。
この話は何百回もおこなったので慣れてしまいました。
大抵は「大変ですね」と同情をいただきます。
年齢の近い人は「この年齢になると、みなさん、いろいろありますからね~」と、病気自慢が始まります。
これも、いつものパターンです。
理由は分かりませんが、1時間ぐらい話をすると首の後ろの方が痛くなってきます。
変な所にちからが入っている感じです。
ただ、人間は話をしないと、舌の筋肉がどんどん退化するようです。
私もこの体になって、あまり話をしなくなったら、いざ話そうとすると舌がもつれるようになりました。
積極的に話をすれば元に戻りますが、若干の滑舌の悪さは残っています。
これは脳梗塞と関係があるかもしれません。
話すことは脳の活性化にもつながるので、人間にとっては重要ですね。
実感します。
舌の筋肉は嚥下にも影響するので、話すこともリハビリと思ってがんばって発言します。
会議などでは、もとから黙っていられない性格だったので、発言すること自体で苦労はないのですが……
声を失うことに比べれば、自分なんて大したことではないと思っています。
早口でまくし立てられないのが少し不満ですけど。
病気って本当に色々ですね。
こんな話を読むと
「大げさにしてるけど
私って実は全然文句の言えた立場じゃないのでは?」って思います。
こんにちは。
病気なので「上を見ればきりなし下を見てもきりなし」と思っています。
自分も仕事に戻ったとき何かしゃべりにくいというか、とっさに言葉が出てこないという感じはしました。
今でもたまに何かしゃべりにくいと感じるときがあります。でも確かに喋れるだけでもありがたいですよね。
こんにちは。
自分は舌の動きが、若干麻痺しているのかと思っています。
しかし、しゃべれないのは、相当に不自由だと思いますよ。