薬を飲むのは苦労します

ほぼ毎年、この時期に高熱に襲われます。
38度超す熱が出ます。
症状は熱だけなのですが、さすがに38度を超すとつらいです。

その日も別に予兆もなく、急に夜に熱が上がり始めました。
すごい寒気で布団に入っていても歯がガチガチするくらい震えます。
熱は39度近くまで上がってきました。
なんとか眠って、翌日に病院へ行くことにしました。

病院に行くと、時期が時期なのでインフルエンザの検査を行います。
例の鼻の粘膜を取る、いたーい検査です。
検査の結果は陰性で一安心なのですが、まだ熱が38度前後あります。
「念のために抗生物質出しておきますね」
先生が言うので、軽く「はい」と返事してしまいました。

この病院、かかりつけの病院です。
私は嚥下障害なので、以前から薬はヨーグルトとかに溶かして飲むことを伝えています。
いつもは子供用の(苦くはない)薬が処方されていました。

とりあえず家に帰ってきて、妻だけで薬局に行ってくれました。
「薬は子供用の甘いやつ??」
帰ってきた妻に私が聞くと、
「普通の錠剤だと思うよ」
と、そっけない返事が戻ってきました。
しまった。先生を信用したのが失敗でした。
私が嚥下障害であることはカルテに記録されていて、先生はてっきり認識しているものと思い込んでいました。
後悔しても「時すでに遅し」です。
薬

とりあえず、その日は薬を砕いてヨーグルトにかけて飲むことにしました。
薬がかかったヨーグルトの部分を、スプーンですくって一気に口に放り込みました。
苦いです。
もう、強烈な苦さです。
最高の苦さです。
後を引く苦さです。
「これ以上の苦さは他にない」と思えるぐらいです。
(しかし、抗生物質はなぜこんなにも苦いのでしょうか?)

薬は一日一回です。
しかし7日分あります。
ご存じの通り、抗生物質は途中でやめることはできません。
でも、あと6回もこの苦さに耐える自信がありません。

翌日からはチューブを使って薬を胃に直接入れることにしました。
脳梗塞を発症してから、しばらくは経管栄養で食事を行っていました。
手術やリハビリを経て、今は普通に食事ができるようになっています。
しかし、体調が悪い時など万が一に備えて、経管栄養用の道具は常備しています。
今回は食事を普通にとって、経管栄養の方法で薬をチューブで入れることにしました。
チューブを口から飲み込み、シリンジで水に溶かした薬をチューブから胃に直接入れます。
これなら、抗生物質の苦さを感じることはありません。

ここ数年はチューブを使っていなかったのですが、思いがけないことでチューブを使うことになってしまいました。
でも、あの苦さから逃れられるのなら幸せです。

しかし、熱が上がった根本原因が分かりません。
ほぼ毎年、同じ時期に発症します。
一度、ちゃんとした検査を受けた方が良いのか思案しています。
(でも、一度大病を経験すると検査が怖いのですよね。いろいろな意味で。)

2件のコメントがあります

  1. レオンありがとう。 さん

    のすけパパさんこんにちは。
    嚥下障害辛いですよね、私はのすけパパさんほどではありませんが時々飲み込むタイミングがずれてものすごくむせ返る時があります。今の私は右頰の支障痛と目眩に悩ませ続けられています。昨年より痛みも目眩も強くなっている気がします、毎日がスッキリしない日々で、満身創痍といった感じで仕事もしています。辛い症状の中少しでも明るくと頭では考えますがやはり痛みだけは我慢に限界があり平常心はムリですね!
    またブログの更新楽しみにしています。

    1. のすけパパ

      こんにちは。
      私も最近は嚥下障害よりも視床痛がつらいです。
      私は左顔面の目の周辺の視床痛がひどくて、唸るぐらいに痛いときがあります。
      たしかに年々ひどくなっていますね。
      痛みは気持ちが持って行かれるので我慢はできないですね…
      でもなんとか、穏やかに過ごしたいですね。

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