9年目と自動車免許

わたしが脳梗塞を発症したのは暑い夏が終わった9月末のことでした。
ブログを始めてから、発症した季節になると一年間の病状(後遺症)の変化をブログにアップしているのですが、今年はもう11月になってしまいました。
今回、一年間での変化の話を少しだけと、自動車免許の更新についての気持ちの迷いを書こうと思います。

さすがに発症9年目となると、体の変化はわずかです。
後遺症は少し改善していることもあるのかもしれませんが、それを自分でハッキリ感じることはありません。
逆に視床痛については、悪化しています。
顔面の視床痛は、一年前の記憶をたどると発生頻度は増えています。
わずかな変化であるのならば、改善したことよりも悪化したことの方を敏感に感じ取ってしまいます。
視床痛の薬を手放せない体になってしまったのは、残念に思います。

さて自動車免許のことですが、先日免許証更新の郵便が届きました。
わたしは車が好きです。
発症前は結構なハイパワーで、加速の良い車に乗っていました。
(それでも無事故無違反です。)
車はいくつかある趣味の中でも熱のこもったものでした。

脳梗塞発症後も『できれば』車の運転を再開したいと思いました。
わたしは左手がわずかにふるえることがあり、左足は少し運動障害があります。
それが車の運転に支障がないかを、運転免許試験場にて検査しています。
詳しくは過去のブログをご覧ください。

運転免許試験場にて運転のお墨付きをもらったのですが、実はそれから一度も運転していません。
我が家は妻も車の免許を持っています。
後遺症から旅行も行けなくなったため、車で遠出することもありません。
車はもっぱら病院に行くか、買い物に行く用途にしか使いません。
その場合は妻が運転してくれます。
長距離でもないので運転を交代する必要もありません。

わたしが車を運転しない理由は、必要に迫られないからではありません。
わたしには嚥下障害があります。
人間には肺へつながる気管に空気以外が入らないようにするための、喉頭蓋という組織があります。
喉頭蓋が正常に機能しないことも嚥下障害のひとつです。
そのために、気管に唾液が不意に入ることがあります。
気管に唾液が入れば、体は反応して激しくむせます。
激しくむせると手足には不要なちからが入ってしまうため、自分の思い通りに手足を動かすことが難しくなります。
この状態が発生するのは極々まれなのですが、まったく不意に発生してそれを予防する手段がありません。
万が一、車の運転中にこの状態になれば車を正常に操作することは極めて困難になり、交通事故を起こしかねないのです。
わたしはこれが怖くて車を運転する気になりません。

おそらくは(命に関わるような緊急事態でない限り)、これからも車を運転することはないと思います。
そういった意味では私に運転免許は不要です。
今回の免許の更新で、免許証を返納することも考えられます。
しかし、どうも免許証を返納することに抵抗を感じる自分がいます。

病気を発症して、今まで普通にしていたことで、できなくなってしまったことがいくつかあります。
免許証の返納は、できなくなったことを『おおやけ』に認めるみたいで、それが気持ちの上で抵抗になっています。
免許の更新期限まですこしの時間があります。
結果的には返納を選ぶのだと思っていますが、もう少し時間をかけて気持ちを整理する必要がわたしにはあるようです。

車の運転

2件のコメントがあります

  1. きんさん さん

    おらもいい歳になったので、最近の高齢者の事故等とても気になります。車の安全性も高くなってきていると思うけど、限界もあるし。
    具体的に考えてはいないけど、数年後には返納も検討する時期です。免許の返納だけで無く、色んな部分で『認めないといけない事』もあり、おらも葛藤だらけです😆

    1. のすけパパ

      こんばんは。

      ホント葛藤だらけです。
      これが老いるということなんですね。
      「受け入れなきゃ」とは思いますが、なかなかね……

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