入院生活も4日目に入った。
再度MRIも受けたが、1回目と大きな変化はなかった。
トイレも1人だけで行っても良くなった。
もうトイレのたびに遠慮しがちにナースコールを押す必要はない。
携帯電話は集中治療室なので使用禁止だが、スマフォをこっそり持ち込んでいた。
ベッドの周りのカーテンが閉まっているときにメールの確認を行った。
看護師さんによる容体の検査は相変わらず行われていた。
その一つに絵を見て内容を答えるのがあるが、毎回同じ絵なので覚えてしまった。
これでは検査の意味がない。
一般病棟に移ることも決まった。
ベッドの場所がSCUの手前から奥に移動した。
手前は看護師さんの机に一番近い場所で、何かあったらすぐに対処できる場所。
奥は一般病棟への移動待ちで、症状が軽い患者の場所。
朝食を食べ終わった時だった。
一般病棟へ移動を待っていたら、前触れもなくあの激しい頭痛が襲ってきた。
血圧の上昇も感じる。
息を整えて血圧の上昇を抑えようとしてみたが効果がない。
ペットボトルの水を飲むと、飲み込みができず鼻から流れ出てきた。
医師を呼んだ。
鎮痛剤が投与され、頭痛は少しずつ治まっていった。
脳動脈解離はMRIだとなかなか写らないとのことで、今度はCTを撮ってみると言われた。
結局、CTでも異常は見つからず、頭痛も治まった。
一般病棟へ移動した。
今朝の頭痛のことは気がかりだが、CTで異常がないのなら大丈夫と思った。
SCUは夜中でも新しい患者が入ってくる。
ひっきりなしに看護師さんによる意識や容体の検査が行われ、その声がSCU内に響く。
一方、一般病棟では看護師さんが常にいるわけではなく、容体の検査は回数も少ない。
だから一般病棟はのんびりとした雰囲気を感じる。
シャワーを浴びることが許された。
入院してから初めてのシャワー。
1日おきに蒸しタオルで体は拭いていたが、シャワーを浴びるのとは程遠い。
点滴の針は刺したままだが、濡れないように看護師さんが丁寧に処置をしてくれた。
体は2回、顔も2回、髪の毛は3回洗った。
とにかく、すごく汚れている気がして必死で洗った。
久々にさっぱりとした。
病院食にも飽きてきた。
初めて食べた時のあの感動はもうない。
箸が進まない時もあり、妻が買ってきたふりかけが役に立つ。
消灯時間となった。
一般病棟なので、音が漏れなければテレビを見ていても注意されない。
私は中々寝付けず、スマフォを触りながらヘッドフォンをして音楽を聴いていた。
時たまヘッドフォンを外して、お隣さんがイビキをかいていないかチェックをした。
私は寝付きが悪く、他人のイビキがとても気になってしまう。
消灯から30分ぐらい立った時、お隣さんの強烈なイビキに気がついた。
しかし、その日はシャワーを浴びて疲れていたのか、しばらくしたら寝ていた。
私は去年の4月12日に突然延髄梗塞を発症し入院した66歳の男性です。
その時は立っていられず、そばにいた友人に救急車を呼んでもらいましたがやはり、病院をタライ回しにされました(⌒-⌒; )。
仕事はかなり前から辞めていたのでその時も5カ月間リハビリ病棟に入っていましたが、その間貴兄のブログを関心を持って拝読させて頂いておりました。
今後も継読させていただこうと思いますのでよろしくお願いします。
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ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
友人がそばにいて幸いでしたね。
こちらこそ、よろしくお願いします。