転院と経管栄養

今日(12/3)、リハビリテーション病院へ転院した。
予定では手術後一週間~二週間で転院だったので、最短での転院となった。


転院しても飲み込みのリハビリがすぐに開始できるわけではない。
前回ブログで書いたように、手術で縫い合わせた部分が落ち着くのに二週間かかる。
飲み込みのリハビリが開始できるのは、手術後二週間が過ぎてからとなる。
ただ体を動かすことは問題ないので、転院するとPTはすぐに開始する予定だ。

手術の翌々日から経管栄養が始まった。
経管栄養が好きと言う人はいないと思うが、私は大きらいだ。

まず自分の意志と関係なく流し込まれる点が嫌だ。
朝はいきなり病室に入ってきて照明をつけられる。
「今から栄養入れますから」
と言われて、有無をいわさず栄養が流し込まれる。
こちらの準備とかお構いなしである。
(なにか準備があるわけではないが、心の準備ぐらいはある…)
おそらく他の患者の食事とかで忙しい時間帯なんだろうとは思うが、かなり強引である。

次に経管栄養が体に合わない。
経管栄養を入れると「胃もたれ」がするし、逆流してくることもある。
のどから経管栄養が上がってくると、かなり気持ちが悪い。
今回も逆流を一回経験した。
のどを切っているため、胃酸と混ざったものが逆流した時は、焼けるようにのどが痛かった。
「逆流しにくいもの」と聞いていたので、新製品なのかもしれないし、日々改良されているのかもしれない。
たしかに一年前、脳梗塞発症時に使った経管栄養よりは、逆流の頻度が低い気もするが。

経管栄養を入れるスピードも悩ましい。
点滴のように落ちるスピードが調整ができるので、今は自分で調整するようにしている。
だいたい1分で10mlぐらいか。
今は毎回400mlを入れているので、それを30分から1時間ぐらいで入れる。
「入れるスピードと逆流は関係ない」と言う医師もいる。
ビール中ジョッキぐらいは一気に飲める(飲めた)。
そう考えると400mlぐらいは一気に胃に入れられる量だと思う。
(まぁ、ビール以外だと一気飲みはしんどいのだが。)

転院して経管栄養の種類が変わった。
ここの病院では栄養の前に凝固剤らしきものを入れる。
栄養が入って胃の中で混ざると、固まって逆流しにくくなるらしい。
普通に食べられるようになるまでの、もう少しの辛抱だけど。

唯一、ましな経管栄養があった。
今年の2月まで入院していた東京のリハビリテーション病院だ。
そこの経管栄養は、病院内で作っている(これも調理と言うのだろうけど)。
いわゆる自家製の経管栄養である。
逆流もなかったし、便通もよかった。
自家製の経管栄養を出している病院は他に聞いたことはない。

2件のコメントがあります

  1. さかどくん さん

    おはようございます。
    いわゆる「胃ろう」に使うものと同じようなものですか?
    早く取れると良いですね。

    1. のすけパパ

      入れる栄養は胃ろうと同じですね。
      短期的な場合は、鼻からチューブを入れます。
      毎回、口からチューブを飲み込む方法もあります。
      恒久的となると胃ろうになってしまいます。

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