嚥下障害改善の手術を受けてから二週間が過ぎた。
手術の経過はすこぶる良好で、感染症の心配もなくなった。
少し痛みはあるが、唾液に血液がまじることもない。
術後の検査の日がやってきた。
検査で問題がなければ、実際に食物を食べる予定になっている。
朝の経管栄養が終わった。
検査が終われば、経管栄養用のチューブともこれで「おさらば」である。
「顔は洗いづらいし、ヒゲは剃りづらいし」とチューブは邪魔なので早く抜き取りたい。
午前中に検査を行い、問題がなければ昼食から口で食べる予定になっている。
検査は順調に終わり、結果も問題がなかった。
いよいよ昼食を食べることとなった。
食べやすくなっていれば、私としても喜び勇んでブログで報告するつもりであった。
「あった」と書いたのは、期待していた結果ではなかったからである。
昼食は、「軟菜」と呼ばれる小さく刻んで柔らかく煮た野菜とお粥である。
お粥を口に含んで、恐る恐る飲み込んでみた。
のどを通るのにすごい抵抗がある。
のども痛い。
風邪をひいてのどがパンパンに腫れた時の、5倍ぐらいの痛みと抵抗感か。
三口ぐらいでギブアップしてしまった。
軟菜などはとても食べれる(飲み込める)とは思えない。
残念ながら「術前より飲み込みが良くなっている」と言える結果ではなかった。
医師ともいろいろ話をした。
術前、術後のVF(嚥下造影検査)の映像も見せてもらった。
術後の方が食道の通りが良くなっているのは確認できる。
ただ手術後どのくらいの期間で普通食が食べられるようになるかは、個人差が相当あるらしい。
傷口がふさがってはいるが、のどの腫れは引いていないと思われる。
あとどれぐらいの時間で、腫れも痛みもなくなるかはわからない。
腫れと痛みがなくなるとともに、飲み込みも楽になっていくことを期待している。
とにかく傷口が落ち着いたならば、食べてリハビリするしかないとのことだ。
手術の最終的な結果は、もう少し後になりそうだ。
私自身も良い結果を報告できると信じて、リハビリに励むことにする。
おはようございます。
「慣れる」しかないのでしょうかね…。
この頃思うのです。
神経路障害と皮質障害はリハビリのやり方が少し違うのではないかと…。
脳幹は原始的脳といわれますから、複雑ですが…。
おそらく「慣れる」のが一番だと懐います。
この病気は難しいですね。
感覚系も改善できれば嬉しいのですが……