リハビリ中の会話

嚥下障害改善の手術から三週間が経過した。
口からの食事を開始してからも、一週間が過ぎようとしている。
嚥下の状態に変化はない。
のどの痛みは多少は軽くなったように思うが、まだ残っているし腫れも引いていないように思う。
本格的な変化は、痛みが取れ腫れが引いてからだと期待している。
もう少し辛抱して頑張らなくては。


転院してから理学療法のリハビリも毎日受けている。
入院しているとベッドの中に居るばかりで、体は運動不足となってしまうし時間を持て余す。
リハビリを受けると、またセラピストに不満を感じ始めた。
今回の担当も、どうもリハビリ中に会話がないのだ。
別にペチャクチャとしゃべりながら楽しくリハビリをしたいわけではない。
ただ黙々とセラピストの指示通り動くだけでは、モチベーションも効果も下がる。
私はセラピストから以下の様な話が欲しいと思っている。

(1) どこが悪いのか?

「手が震える」とかは自分でも簡単に気づく。
例えば、「歩いていると左足を踏み出すときに骨盤をひねっている」
こういうのは自分で気づきにくい。
指摘をもらって、始めて気づくものも多い。

(2) なぜ悪くなっているのか?

悪いところがそうなる理由を、わかっているなら教えて欲しい。
以前、「筋力低下」ばかりを理由で言われたことがある。
それも理解はできるが、そこだけ筋力が低下する原因があると思う。

(3) 今からやろうとしていることは、何の改善につながるのか?

指示された動作が何の改善を目的としているか説明が欲しい。
指示を受けるだけで、意味も分からず黙々と動かしている時がある。

(4) それをやると、なぜ改善されるのか?

やろうとしていることと、改善効果がわれわれ素人では結びつかない運動も多い。
論理的に説明をしてもらえれば、理解できる可能性もある。
「四つ這いになって、右手と左足を伸ばして」とだけ言われても、もちろん指示された通りにやろうとはするけど、なんだかロボットみたいだ。
全てのセラピストがそうとは言わないけど、こちらから聞かなくても説明してくれるセラピストが当たった経験は全体の二割ぐらいだ。
リハビリ中のこういった説明は重要だと思うのだが。

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