嚥下障害を改善するために、のどの手術を受けた。
のどの奥、食道入口部には、胃の内容物が逆流しないようにする弁の働きがある。
この弁は食物を飲み込む時だけ開く。
麻痺している食道入口部の筋肉を手術で取り去り、飲み込みが楽になるようにした。
弁の筋肉は、ちからを入れると開き、ちからを抜くと閉じる。
この筋肉を取り去れば食道入口部は開きっぱなしになるため、飲み込みが楽になるはずである。
(「はず」と書いたのは、術後まだ実感できる状況に至っていないから。)
当然、手術することにデメリットもある。
この弁の目的は胃からの逆流を防ぐことだから、弁が開きっぱなしになるということは逆流が起きてしまうことがある。
例えば、食後に下を向いたり、腹部を押さえつけるような体制はまずい。
横になって睡眠すると、胃液が気道に流れて肺炎を起こすこともある。
何よりも、これが一番怖い。
なので、睡眠するにもベッドを少し起こして(15度ぐらい)、胃液が上がってこないようにする必要がある。
病院のベッドは全て電動リクライニングなので、好みの角度に調整すことができる。
ベッドを起こして寝るのは、慣れの問題もあるがそれほど苦痛ではない。
しかし、ちょっと問題があることに気づいた。
掛け布団がすぐに下がってしまうのである。
夏場はまだ良いが、この時期は掛け布団が下がって肩が出てしまうと寒い。
早速、妻が良いものをプレゼントしてくれた。
寝るとき用の「はんてん」である。
正確には「はんてん」のさらに短いものである。
羽毛が入っていて温かいし、ボタンでとめるようになっているので、脱げることもない。
今はパジャマの上にこれを着て寝ている。
寝ていて「気がついたら肩が出ていて寒かった」ようなことはもうない。
感謝である。
おはようございます!
不随意筋の不具合は始末が悪いですね…。
私も食後に逆流してきて困っています。
この様な半纏ば水平の寝床でも下に何かを挟めば仮眠にいいですね(^^)
逆流は誤嚥の問題もありますが、なにより気持ちが悪いですよね。
この「はんてん」普通によいと思いますよ。
おすすめです。
自宅に戻ったら、大きい座椅子を買おうと思っています。
最近は座椅子もいろいろ出てますね~。