前々回で視床痛の薬を見送っていることを書きました。
そのことでコメントをいただいたり、ブログを読んだ友人から連絡をもらったりしたので、見送っている理由を今回は書きたいと思います。
(ブログのネタをいただいた感はありますが……)
私が視床痛の薬「リリカ」を服用することを見送っているのは、もちろん自分自身の中の躊躇が大きいです。
躊躇しているのは、いくつかの理由があります。
(1) 嚥下障害で、薬を飲むこと自体に苦労します。
嚥下障害なので、固形物は飲み込みが難しいのです。
固形物は、飲み込んでも食道へ向かわずにのどの奥に残ってしまうことがあります。
のどの奥に残ると、咳をして口の中に戻します。
食べ物の場合は、ふたたび噛み直して飲み込むことにより、そのうち食道に向かいます。
しかし錠剤などはのどの奥にへばりつくのか、よくのどに残ります。
咳をして口に戻すことはできますが、すでに薬は溶け始めていますので、あの嫌な「にがさ」を味わうことになります。
嚥下障害では、水も飲むことができません。
薬を水で流し込むことはできません。
水薬もだめですし、粉薬もそのままではだめです。
普段はどうしているかと言うと、錠剤を砕いてヨーグルトに溶かしています。
今飲んでいる薬はにがみが少ないので、ヨーグルトの味はまだ保っています。
リリカはカプセルなので、そのまま飲めばのどにへばりつくのは想像が付きます。
それに「カプセルから出してヨーグルトに溶かしても良いか」の問題もあります。
(2) 胃の調子が良くありません。
この病気になって薬を常時飲むようになり、胃の調子があまり良くありません。
もともと胃が強い方ではなかったのですが、薬を飲むようになって胃が弱くなりました。
胸がムカムカして食欲のない日が多くあります。
胃の調子が悪いと、寝るときも支障が出ます。
私は嚥下障害から、食道の入り口の筋肉を手術で切除しています。
このため、胃液が食道から逆流しやすい状態になっています。
胃の調子が悪くなり消化に時間がかかると、寝る時間になっても胃の中に何か残っています。
この状態で横になると、胃液が逆流してくる場合があります。
寝ている時に逆流すると誤嚥性肺炎の危険もあるため、これは避けたい事です。
リリカの服用によって、さらに胃の調子が悪くなることを心配しています。
(3) 眠くなりやすい
普段でも唾液が気管に入って激しく「むせる」ときがあります。
これは体を起こしている状態で、ボーっとしていると不意に起きます。
電車で椅子に座れて気持よくなってウトウトとすると、この状況に陥ることがあります。
リリカは副作用で眠くなります。
今は電車で座れても寝ないように注意します。
リリカの服用で強い眠気に襲われるのではと心配しています。
もちろん、仕事中の強い眠気も困ります。
薬が飲めないのは厄介です。
普通でも薬がなにかと増えていく年齢なので、この問題をうまく回避する方法を見つけたいと思っています。
(最後は視床痛の痛さとの「てんびん」なので、まだ我慢できる痛みの程度なのだと思いますが……)
なるほど。。。
私も、のど奥にたまるのでよくわかります。
薬をのむのは大変な作業になりますね。
ゼリーなどの食物に混入して服用されるといいですね。
アイスクリームもおすすめです。
リリカ、眠くならないといわれるかたもみえます。
試してみるのもいいと思いますけどね。
私は、病院に行くのが面倒というのと、まめじゃないので、薬をのむことを忘れてしまいそうで。。。
私こそ、試してみたいけど、痛くてつらいと同時におそらくズボラなんです。
この視床痛、人にわかってもらえないところがつらいわ〜。
私の場合、家族からでさえ、いたわってもらえませんからね。(泣)
こんにちは。
視床痛の痛みは本人でないと分からいですよね。
私も当事者でないと、想像だけでは理解が難しいと思います。
アイスクリームは私の嚥下障害では残念ながら無理ですね。
もう少し粘度が高ければなんとかなるかもしれませんが、ハーゲンダッツとかでも無理でした。
薬ぐらいは苦労せずに飲みたいのですが。