ワレンベルグ症候群になって、障害からできなくなった動作はいくつかあります。
幸い運動障害は軽度なので、普段の生活は目立った支障はありません。
細かいことを言い出せばキリがないし、こんな話はネガティブな気持ちになりがちですが、少し気になっていることを紹介します。
タイトルどおり、朝起きて顔を洗うのが苦手で嫌いです。
理由は、
「前かがみ」が深くできない
洗面で立って顔を洗うためには、「前かがみ」の姿勢になる必要があります。
私は嚥下障害から喉(食道の入り口)の手術しているので、「前かがみ」は深くはできません。
「前かがみ」を深くすると、胃の中のものが逆流して口から出てきます。
逆に「前かがみ」を浅くすると、顔の位置が高くなり、手のひらの位置が「ひじ」よりも高くなります。
手のひらの位置が高くなると、水が手のひらから「ひじ」へと流れて、洗面台の外が水浸しです(分かります?)。
指をそろえることができない
左手は指を伸ばしてそろえようとすると、指の震えが始まります。
このため手のひらで水をすくおうとすると、左手の指の間から水が流れ出てしまいます。
右手だけで水をすくって、少ない水で何回も顔をこすります。
手のひらを前後させるのが苦手
顔をこするために、手のひらを顔に当てて前後させる必要がありますが、この動作も運動障害から苦手な動作です。
ときおり、手がズレて指が鼻の穴に突き刺さることがあります。
顔の感覚が気持ち悪い
左顔面は今でもしびれが少し残っています。
しびれは普段はあまり意識しないのですが、顔に何かが触れると意識します。
なので、できる限り顔には触れたくないのです。
と、こんなことが理由です。
どれも致命的な問題ではないのですが、こんな日常的な動作でも体の障害を感じてしまいます。
ひどく落ち込む話でもないですし、人に手助けしてもらいたいことでもないのですが、毎日のことです。
マンガの世界では「自動顔洗い機」みたいなものを見たりしますね。
そのうち実用化されるのかな??