心配性とストレス

自分の脳梗塞の原因は、ひとつは間違いなく「ストレス」です。
ストレスが原因と分かっていても、今なお日々ストレスが溜まります。
なるべくストレスを溜めないように考えるのですが、それが逆にストレスになってしまうこともあります。


ストレスを感じる原因は人によってさまざまだと思います。
分かりやすい例では、

  • 人間関係
  • 過労
  • 睡眠不足
  • 気温や湿度、騒音などの環境
  • 進学、転職、結婚、出産などの日常の変化

などがあります。
ほかにもストレスの原因はいろいろありますが、思いのほか多いのが「性格的な問題」です。
つまりストレスを感じやすい(つくりやすい)性格の人です。
よく言われるのが、

  • 真面目で責任感が強い
  • 完璧主義
  • 競争心が強い
  • 細かいことにこだわる

などです。
また、

  • 周りに気を遣いすぎる
  • 常に相手のことばかり考える
  • 自己主張が苦手

などもあります。

私のストレスの原因も「性格的な問題」と感じています。
(「周りに気を遣いすぎる」とかではないようですが……)
私の性格的な問題は、一言で言ってしまえば「心配性」なのだと思います。
将来のいろいろなことを「悲観的」に考えてしまって、そのことが頭から離れなくなってしまいます。
同じことが頭の中をグルグル回って、布団の中に入って何時間も寝付けないことがあります。

生きていれば、人は大なり小なり何かの問題にぶち当たります。
その問題の結末を考えた時に、自分では受け入れがたい結末があったとします。
私は「その受け入れがたい結末になったらどうしよう」とくよくよと思い悩んでしまうのです。

自分では分かっています。
「どうやったら悩まなくて済むか?」です。
その方法は三つあります。

一つ目は、「受け入れがたい結末」が本当に受け入れられないことなのかを、再考することです。
よく考えると、そんなに大げさに考えるほど影響のない結末もあります。
しかし、自分では許せないときがあります。
上に挙げた「完璧主義」が絡んでいるように思います。
一番良いのは、誰かから「大した問題じゃないじゃん!」と言ってもらうのが私には効果が高いと感じます。
それも、まったくの他人ではなくてなるべく身近な人から。
私はかみさんに言ってもらうのが、一番楽になります。

二つ目は、自分の努力で「受け入れがたい結末」を回避できる問題なのかを考えることです。
つまり「自分のちからで問題の結末を変えることができるのか?」です。
例えば明日の天候が問題だったとします。
雨が降れば自分に何か大きな影響があったとしても、自分のちからでは天候を変えることはできません。
そんな問題はいくら考えても無駄なので、さっさと忘れることにします。
この方法は自分もわりと浸透しています。

三つ目は、「受け入れがたい結末」が起きる「確率」を考えることです。
起きる確率がとても低いのであれば、本来は無視をするべきです。
飛行機が落ちることを考えて飛行機に乗ることを避けたり、事故に遭うこと考えて車に乗ることを避けたりするのは、私はありません。
一つ目と同じように、誰かから「そんな悪いことは滅多に起きないよ!」と言ってもらう手がありますが、これは私にとって逆効果です。
「自分がなるなんて夢にも思っていなかった病気になったのだから、滅多に起きないは確率ゼロと同じではない」と反論が湧いてしまいます。

と、ここまで分かっていても「性格的な問題」によるストレスは、コントロールの難しいストレスと思います。
冒頭にも書きましたが、自分の病気はストレスがひとつの原因だと思います。
そう理解していてもコントロールすることが簡単にできません。
また、病気になって体が不自由になったことや、痛みをいつも感じていることが大きなストレスになっています。
ストレスが病気の原因のひとつなのに、病気になったことでさらにストレスが増えています。

ストレスからイライラして、周りにあたってしまうことがあります。
それも、自分のことを一番支えてくれている家族にあたってしまうことがあります。
そんなことをした後は、自己嫌悪に陥ります。
また、それがストレスになってしまいます。
ストレスの悪循環です。

周りの方に知っておいてもらいたことがあります。
自分で言うのも何ですが、一生病気と付き合わなければならない病気の本人は、凄まじいストレスを感じています。
だからと言って「どうにかしてくれ」とか「何をやっても許してくれ」とか言うつもりはありません。
イライラして強くあたったりしたら、その状況は自分でも良く分かっています。
でも自分ではどうしようも止められない時があります。
自分でも驚くくらい、イライラして怒っていることがあります。
ただそのことには「ごめんなさい」としか言えないのですが……

この悪循環を断ち切って、穏やかに生きて歳を重ねることが、今の私の一番の夢です。